QMblog's blog

レズビアン&ゲイライフをサポートするNPO法人アカーのWEBマガジン。編集部:「ふじべ・あらし」がお伝えしています。

2008-04-01から1ヶ月間の記事一覧

「遠い世界から」〜暗中模索の道のり(3/3)

ゲイマガジンに載っているのは、男性ばかりで女性のものはなかった。載ってる漫画も男性ばかりだった。やはりゲイマガジンも「遠い世界」だった。 『同性愛の情報に出会うまで』というテーマの智子さんのライフヒストリー3回目(最終話)です。 ●同性愛の情…

「やおい系」との出会い、そして〜「暗中模索の道のり」(2/3)

当時(1989年頃)高校生になった私は、友達を通じて『JUNE』という「お耽美」「やおい」*1雑誌を知った。 登場人物に感情移入しては、同性への満たされない思いを癒していた。『日出処の天子』、『風と木の詩』などにハマリ、夜な夜な読んでは号泣してい…

暗中模索の道のり

―――「同性愛の情報に出会うまで」というテーマでレズビアン&ゲイが書くライフヒストリー。正和さんに続いて、いよいよ智子さん編がスタートします(全3回)。今でいう「腐女子」出身のレズビアンって、意外と多いなぁ。智子さんのライフヒストリーを読んで…

お知らせ〜レセプション・パーティーは満員御礼

日曜日は、NPO法人アカーの総会およびレセプション・パーティーの日。レセプションは、レズビアンのプログラムOM(オーエム)との共催で、QMブログでも、一般からの参加を募集していました(総会は会員参加のみ)。この度、レセプションが募集定員に達…

光の交歓〜田口ランディの講演と寺子屋映画祭@経王寺

4月20日(日)にメモリアル・サービスでもお世話になった経王寺で、「寺子屋映画祭」が行なわれました。 寺子屋映画祭は、毎年一度開催されるもので、今年は大西暢夫(おおにし・のぶお)監督の『水になった村』というドキュメンタリー映画が上映されました。…

「一定の希望と……」〜決定的な情報に出会うまで(4/4)

自分以外の同性愛者に会ったことのなかった自分にとって、ゲイマガジンは多くの同性愛者の存在を知らせてくれて、一定の希望を与えてくれた。 同時に「性的眼差しや物差しで同性愛者同士の関わりが計られるものなのだ」という価値を無意識のうちに刷り込んで…

「ゲイマガジンとの遭遇」〜決定的な情報と出会うまで(3/4)

やはり決定的だったのは、ゲイマガジンとの出会いだった(書名はあえて伏せますが)。 見つけたのは本当に偶然だった。たまに立ち寄る駅前の本屋で、入り口近くにノンケ向けのポルノ雑誌と一緒に平積みにされていた。 ―――「同性愛についての情報に出会うまで…

「他にも買う人がいる」〜決定的な情報と出会うまで(2/4)

14歳で同級生の男子が好きだということに気づいてから、16歳になっていた。 そのころは、中学を卒業して、専門学校に通っていた。そんなある日。地元の小さな書店で、初めて「男同士のセックス」を意識させられるような情報に出会った。 ―――「同性愛について…

「決定的な情報と出会うまで」(1/4)

『あの頃をみつめて』 「初めて同性愛の情報に出会ったとき」(正和ライフヒストリー)中学生の頃、「同性を好きになるんだ」と気づいた。 でも、積極的に「情報」を探すことをしなかった。辞書や事典で「同性愛」という項目を調べて、「異常、倒錯」などと…

初めて「同性愛の情報」に出会ったとき

それぞれ、同年代のレズビアン、ゲイが、テーマを毎回決めてライフヒストリーを書いていく「ライフヒストリー・スナップ」 のコーナー。明日からスタートする「正和×智子」の回のテーマは、初めて「同性愛の情報」に出会ったとき です。 雑誌、テレビ、映画…

S.I.P.オリジナル『未来日記』

―――ユースグループS.I.Pの3月16のイベント「オリジナル未来日記を書こう」が無事終了しました。これから起こることを書いてから、実際に街に探検に出て未来日記を体験しよう、というもの。早速、参加レポートが届いています。さて、参加したユースAさんの、…

20年ぶりになぜ「そのひと」と会ったのか?(6)

―――初めて付き合った相手と久しぶりに再会したときの「はと」さんのエッセイ。最終回を掲載します。横たわっていた「20年」という年月が、ご本人を押し流した地点とは? ●「20年ぶりになぜ『そのひと』と会ったのか?」 <前へ 1 2 3 4 5 6 「今度はもう少し…

中学3年生に向けてのラストメッセージ〜大石さんが講演〜

中学3年生に向けてのラストメッセージ 〜「いのち―今、ここに生きる」〜大石敏寛さんが講演〜 「同性愛者でHIV感染者、世の中の偏見の中でそれでも公表したのは自分が自分らしく生きたかったから」「HIV感染の告知から16年。今も薬を飲んでいない。でもきっ…

20年ぶりになぜ「そのひと」と会ったのか?(5)

「恋人がいれば幸せ」なんてことはない。 大事なのは、相手とともに、 「同性愛」というマイノリティな部分を見つめ、受けとめ、 お互い成長していけるかどうかってこと。 ―――連載エッセイ5回目です。 ●「20年ぶりになぜ『そのひと』と会ったのか?」 <前へ…

子どもがいても性別変更が可能に?

「性同一性障害者の性別に関する特例法」が改正されるかもしれません。今通常国会中にも「子供がいても性別の変更」が認められる可能性が出てきました。Yanagihashiさんによるウの目です。(Arashi) ソース:性同一性障害の戸籍性別変更、「子供なし」要件見…

20年ぶりになぜ「そのひと」と会ったのか?(4)

セックスをする相手とは、身体だけで会話(関係)を求めないひともいる、 そう聞いたことがある。 当時のわたしが、まさにそうだった。 同性愛を否認しきってしまうと、そうなるらしい。 ―――生まれて初めて付き合った同性だった女性と、20年ぶりに再会したは…

20年ぶりになぜ「そのひと」と会ったのか?(3)

20年ぶりになぜ「そのひと」と会ったのか?(3/6) Her Point of View〜彼女の視点〜(はと) そのひととは、2年余り付き合ったけれど、 昼も夜もたくさん時間を共にしたけれど、 まったく「同性愛」について語り合ったことがなかった。 わたしが同性にひかれ…

3月に注目を集めた記事トップ5

<○月のQMblog>というカテゴリーでは、その月にQMblogで注目を集めたエントリーのトップ5を紹介していきます。今日は3月編です。(Arashi) 3月に注目を集めた記事トップ5 1.「OMに参加して」〜(チメゴン) 2.「初めてのこと、変わらないこと〜10年目の沖…

会員になって迎えた初の年間総会〜Hさん感想

――――去年4月のアカー年間総会は、Hさんがアカーの会員になって迎えた初めての総会。自身にとってのアカーのメンバーシップ、を書いていただきました。 アカー会員になって 〜2007年年間総会&レセプション感想〜(H) ◆アカーの会員になって 会員になってか…

20年ぶりになぜ「そのひと」と会ったのか?(2)

その小さな輪の中に、わたしが生まれて初めて付き合った女性がいた。 別れてから、卒業までの1年半、一切口をきかず、 卒業からの20年間も、当然一度も会わずにきた。 ―――生まれて初めて付き合った同性の女性と、20年ぶりに再会するのはどんな気持ちか? は…

20年ぶりになぜ「そのひと」と会ったのか?

さまざまなレズビアンの考え方が読めるコーナー「Her Point of View〜彼女の視点」。 今日はOMスタッフでもあるはとさんのエッセイが登場です。 20年ぶりになぜ「そのひと」と会ったのか?Her Point of View〜彼女の視点〜(はと) 東京でも本格的な3センチ…

「お酒」×「パーティー」×「変わっちゃいけないもの」

――――いよいよレセプション・パーティーまで2週間になりました。去年のパーティーに参加したKozoさんの感想です。 「お酒」×「パーティー」×「変わっちゃいけないもの」 〜07年レセプション・パーティー感想〜(Kozo) ◆心底思った 色とりどりの料理、、、パ…

新旧の交代劇〜「複合機」から見る事務所空間

―――春は出会いと別れの季節。この春、アカー事務所で、ある新旧の交代劇がありました。事務所スタッフのしんごさんのレポートです。 新旧の交代劇 〜「複合機」から見る事務所空間〜(しんご) 今回引退したコピー機は約10年くらい使わせてもらいました。そ…

父を亡くすの記

―――今年の冬、父親を亡くすという経験をされたHKさんが、ご好意で体験を『QM』に投稿してくださることになりました。不定期の連載として、ご紹介させていただきます。昨日の記事も、血縁家族についてのものでした。肉親との関係性について、みなさんのご意見…

血縁と“結”縁

―――今年は6月22日に予定されている同性愛者の子供を持つ「会内・親の集い」。その準備ミーティングを、お天気も良かった先週の日曜日、去年の集いに参加された何人かの親御さんと開始しました。 血縁と“結”縁 「親の集い」のためのミーティングを開始 ◆去年…

もしゲイやレズビアンが通う学校があったら

ゲイやレズビアンが通う学校があったら? 「学校」についての「みかこ」のライフヒストリー同性愛者だと気づき始めたとき、ニューヨークにハーヴェイ・ミルク高校という「LGBT(レズビアン・ゲイ・バイセクシャル・トランスジェンダー)のための高校」がある…

年間総会で思い出した昔の場面…、そして今の自分。

――――昨年度のNPO法人アカー(OCCUR)の年間総会に参加したことがきっかけで、しんじさんが会に関わり始めたばかりの頃の思い出を語っていただきました。 総会で思い出した昔の場面…、そして今の自分。 〜(しんじ)〜 ●印象的だった10周年会員スピーチ 印…

セレブレーション(お祝い)されてみて…

――――昨年度のNPO法人アカー(OCCUR)の年間総会後のレセプションに参加したレズビアンメンバーのすっさんの感想です。 セレブレーション(お祝い)されてみて… 〜07年レセプション・パーティー感想〜 ◆お祝いされてみて・・・ 予想外で感動した! 立食パーテ…

元気をわけてもらう場

―――『レズビアンと仕事』というテーマで開催された3月のOM。参加された「でこ」さんからの感想が届きましたので紹介します。でこさんありがとうございました〜(Arashi)。 元気を分けてもらう場〜3月のOMに参加して〜(でこ)アカーのOMは、私のコミュニテ…

「魔法のキス、ピンチを救う」〜ネーミングの勝利

―――Ooさんから情報提供をいただきました。「魔法のキス、ピンチ救う」。 これは素敵な見出しをつけた、ネーミングの勝利でもあると思います。高校球児のけなげな気持ちが伝わってくるハッピーな気持ちになれる一場面でした。(Arashi)。 ソース:魔法のキス…