「ゲイマガジンとの遭遇」〜決定的な情報と出会うまで(3/4)
やはり決定的だったのは、ゲイマガジンとの出会いだった(書名はあえて伏せますが)。
見つけたのは本当に偶然だった。たまに立ち寄る駅前の本屋で、入り口近くにノンケ向けのポルノ雑誌と一緒に平積みにされていた。
―――「同性愛についての情報に出会うまで」というテーマの「正和」さんのライフヒストリー3回目。(Arashi)
●同性愛の情報に出会うまで(正和)
それがゲイマガジンだと気付いたのは、表紙がかなり「それっぽい」デザインだったからだ。
なにしろピンクの表紙にデカデカと男性の顔が載っていた。しかも唇が妙にピンクがかっているという、ゲイでなくても「何か違うな」と思うようなものだった(注:最近のゲイマガジンは、こんな表紙でなく、もっとオシャレになっていますので、念のため)。
もちろん、その場で購入したけれど、買うためにかなり色々な雑誌でカモフラージュして購入したのを覚えている。
(正和)【続く】