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レズビアン&ゲイライフをサポートするNPO法人アカーのWEBマガジン。編集部:「ふじべ・あらし」がお伝えしています。

HIV感染と生命保険  〔HIV+のための法律相談より〕

法律相談FAQ(よくある相談)〔NPO法人アカーHP〕より:

Q.HIV検査を受けたところ、HIV陽性であることを告げられ、病院に行きました。今後のことも考えて、生命保険に加入しようと思っていますが、何か注意することはありますか?

A.保険商品について内容をよく検討しましょう。

まず、何を目的として、保険に入るのか良く検討しましょう。必要としているのは、医療保障でしょうか。それとも、死亡保障でしょうか。
医療保障の場合、日本では各種の社会保険制度によって様々な手当がなされていますので、本当に必要な保障かどうかまず検討しましょう。
死亡保障の場合、誰にどの位の保険金を残したいのか検討しましょう。死亡保険金の受取人については、かなり厳しい誓約を設けている保険がほとんどです(配偶者、二親等以内の親族に限る等)。同性のパートナーを保険金の受取人にしたい人は、その人が、受取人として認められるか否か保険の内容を良く確認しましょう。

また、保険によっては、契約前に、いくつか告知すべき事項や医師による診断を受ける必要がある商品があります。告知すべき内容は、保険商品によって異なります。告知すべき事項について、黙っていたり虚偽の告知をしたりすると、実際に保険金請求出来る事態になった場合でも、告知義務違反を理由に保険金を受け取れない場合があります。告知事項がある場合は、HIV感染について告知事項に含まれているかどうかよく商品説明を読んで確認しましょう*1

現在は、HIVに感染したとしても発症させない治療方法が発達してきていますし、今後も治療方法の進展が見込まれています。HIVに感染したからといって、すぐにエイズを発症し死亡するとはいえないのです。 したがって、長期間保険を支払い続ける意味があるのかどうかもよく考えましょう。

●HIV+のための法律相談

HIV+のための法律相談はHIV陽性者がかかえる生活上のトラブル、制度上の問題に専門のスタッフが法的な側面から支援し、相談を行う事業です。

72時間以内に専門のスタッフと具体的な相談ができるほか、電話での相談に限度がある場合には面談(東京都中野区)でのご相談にも応じます。

電話番号:03-3383-5556
予約時間:祝日を除く(月)〜(金)12:00〜20:00


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*1:※現在、HIV感染が告知事項に含まれていない保険商品も存在しますので、詳しくはお電話ください。