2011年 エイズ患者の報告数 過去最多 ゲイの間での感染が高い割合
去年2011年の新規HIV感染者数、エイズ患者数の最新の報告が厚生労働省の【エイズ動向委員会】よりありました。
2011年に新たにHIVの感染がわかった新規HIV感染者数は1056人、新たにエイズを発症したエイズ患者は473人でした。エイズ患者数は2年連続で、過去最多を更新したそうです。
保健所でのHIV抗体検査件数及び相談件数も減少しており、12 月 1日の「世界エイズデー」にあわせて、HIV/エイズに対して関心が高まることが求められています。
また、2011年も、特にゲイの間での感染が中心である、という傾向は、まだ続いているようです。
ゲイ同士のセックスでの感染(同性間性的接触)は722件(68.4%)で、依然としてゲイ/同性愛者が新規感染者報告数の約7割を占めていました。
新規エイズ患者数でも、同性間性的接触によるものが262件と、新しく報告されたエイズ患者報告数の約55%を占めていました。
【NPO法人アカー】では、世界エイズデー関連のイベントとしてHIV/エイズの予防啓発イベント【ライフガード】をゲイの参加者に呼びかけて各地で行っています。また男性同士のセックスを前提した性病相談ページ(Webページ)、同性愛者も利用しやすい保健医療サービス(検査)として、HIV検査に取り組んでいます。
ぜひご利用下さい。