まわりの視線と自分の振るまい(2/4)
「まわりの視線と自分の振るまい」(2/4)
―――「ノンケ」との接し方(あるいは、はぐらかし方?)をテーマにした、正和さんさんのライフヒストリーの2回目です。
●まわりの視線と自分の振るまい(正和)
中学生の時、好きだった子は、よく皆から“さらし者”にされて、いじめられていた。
そんなとき、僕は助けることができなかった。
止めることができなかったのは、もちろん単に度胸がなかったから、ということもある。
ただ、割って入ることで、彼に対する「好意」が、公衆の面前にさらけ出されるような気持ちもあって、それも怖れていたのでは?
と今となっては思う。