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レズビアン&ゲイライフをサポートするNPO法人アカーのWEBマガジン。編集部:「ふじべ・あらし」がお伝えしています。

コミュニティ・メモリアル・サービス・2008のお知らせ


街には、さるすべりの赤い花をよく見かけるようになりました。この時季になると、アカーの事務所も本格的にコミュニティ・メモリアル・サービスの準備に入ります。



亡き友人たちを追悼するために、メモリアル・サービスを開催するのも、今回で4回目。今回ご紹介する故人に面識があった方にも、面識がない方にも参加していただきたい集いです。


時代は違っても、私たちの前に、こんな方たちが生きていたんだ、という“生の軌跡”をあらためて知り、いまなお私たちは多くの方と結びつきがあるんだ、ということを感じる機会になれば幸いです。


なお宗教や宗派に関わらず、ご参加いただけるよう配慮・工夫をしておりますので、どなた様もご安心してご参加ください。

(メモリアル担当:菅原)

コミュニティ・メモリアル・サービス 2008のお知らせ


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【日時】:10月5日(日)15:00〜17:30

【場所】:経王寺

【内容】

  • 第一部 友たちの軌跡
  • 第二部 メモリアル・サービス
  • 第三部 法要

(終了後18時から、「懇親会」を予定しております)


【本年の追悼】

現在のアカーの活動やレズビアン・ゲイ・コミュニティの支えとなってきた亡き友人たちの存在をあらためて分かち合い、哀悼をささげたいと思います。今年は、以下の3名の方を本年の特別追悼として当日ご紹介致します。


2007年に、30代後半の若さで亡くなったゲイの友

90年代前半より野球チームや合宿などを通して交流を続けてきた方が、去年30代で亡くなりました。当時、ゲイユースとして私たちとスポーツなどを楽しむ一方で、ゲイとして両親へのカミングアウトの道筋を私たちと共有するなどあるがままのゲイ・ライフを実践された方でした。生きてきたその軌跡は、今の同性愛者の若者たちが同じように悩み、経験を辿(たど)っているのと重なるものです。彼が参加してきた夏・冬合宿の経験や彼が周囲と向き合った関係は、彼の亡き後も意味を持ち続けています。


当会専務理事のお母さま

残念ながら、アカーのメンバーの多くが、ご家族との交流を開始することができたのは、お母様の亡くなった後でした。12年に及ぶ闘病生活の最後のひとときではありましたが、お母さまは、その介護の一端を手伝った同性愛者であるメンバーを家族同然のように受け入れ、深い理解を示しました。メンバーがお手伝いすることになった経緯を含め、今ある同性愛者の親子関係を考える上で、お母さまとそのご家族は多くの示唆を与えてくれる存在です。



駒尺喜美さん

昨年の5月に82歳で亡くなった駒尺喜美さんは、アカーができる前の時代に、多くの女性達に勇気を与え、たくさんの功績を残した方でした。51年に及ぶ女性同士の共同生活の実践者でもあり、パートナーとともに、女性たちに活動のスペースを提供してきました。世間的に駒尺さんの功績は非常にたくさんの側面がありますが、アカーのレズビアン・メンバーたちの駒尺さんへの思いを紹介しつつ、私たちアカーの活動が始まる以前の時代に、多くのことを成し遂げた先達として駒尺さんをご紹介したいと思います。


【チラシPDF】

チラシを印刷(PDF)


【参加のご連絡】

◇生前の故人との面識を問わず、コミュニティ活動に少しでも関わりのあるみなさまのご参加をお待ち申し上げます。
◇趣旨に賛同の上、参加なさりたい方は、お手数ですが、以下の連絡先にご一報いただけるようお願い致します。
occur@kt.rim.or.jp



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