「食事は心と体のサプリメント」〜ライフヒストリー(しんご1回目)〜
しんごとみかこは、同じ年の生まれで、誕生日も1日違いの同い年、ついでにいうと身長もほとんど同じゲイ&レズビアンです。
それが何?ということもありますが、同じところばかりだけど、いろいろな面でふたりはまったく逆の方向を向いて生きてきた、というところに世の中の妙味があると思うのです。そんな2人が、いま同じ場所にいるのですから、世の中面白いな〜、と。
しんごとみかこが交互にライフヒストリーを書く『ライフヒストリー・スナップ』のコーナー。今回のお題は『食事』です。
ただのカロリー摂取以上の意味を持つ食事。
2人の食事観は果たして同じなのでしょうか?それともま逆?
まずは、「しんご」から、どうぞ。(Arashi)
『ライフヒストリー』
テーマは「食事」(しんご1回目)
●養殖場@実家
「あなたにとって食事って何?」と聞かれたら2つのことを答える。
- ひとりで食べるときは、それなりに空腹が満たされればよい。
- 仲間と食べるときは、楽しく過ごしたい、
と答える。
これは自分がゲイということに気づいて、こうして一人暮らしをする中で変わったことだ。
以前の実家での食生活を振り返ると、ある意味とても贅沢だった。
朝起きると朝食ができている。
また昼の弁当も用意されている。
さらに家に戻れば夕食が用意されている。
ありがたいというより、それが当然であった。
年齢が上がるごとに、家族のそれぞれがバラバラに食事を取るようになっていった。
食事を全員で取るときはそれなりに話をしながら食べていた気がする。
話をしながら食べていたけど、なぜか楽しい食事という記憶はない。
だから、自分には食事をしながらコミュニケーションを取り、楽しく過ごした、ということは余りなかった。
その場を楽しく過ごすためには、積極的にそこにいよう、という風に思っていなかったからだと思う。
(しんご)〜【続く】