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レズビアン&ゲイライフをサポートするNPO法人アカーのWEBマガジン。編集部:「ふじべ・あらし」がお伝えしています。

ジャネット、LGBTへのサポートを称える賞を受ける!


米国のポップ・スーパー・スタージャネット・ジャクソンを信奉してやまない“H”さんから、メディア・チェックの情報が届きました。

ジャネット、LGBTへのサポートを称える賞を受ける!〜(“H”)

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敬愛して止まないJanet姉さんが、第19回ザ・ヴァンガード・アウォードという賞を受賞したそうです。




これは、レズビアン、ゲイ、バイセクシャル、トランスジェンダー…への社会的理解を深めるために貢献した人が受賞する賞 だとか。過去にはエリザベス・テイラーウーピー・ゴールドバーグ等が受賞しているとのこと。




IPodでも、半ば狂ったようにリピートしまくっている最愛のJanet姉ですが、このタイミングで、同性愛者たちの活動に貢献する賞を受賞したのは個人的にはちょっと意外でした。




というのも、HIV/AIDSに関係する活動やサポートをしてきたというのはそこそこ耳にしていたものの、近年はボーイフレンドのJermaine Dupriとの熱々ぶりが目立ち、ゲイ・アイコンとしてのシンボルが薄くなってきたのではと感じていたから。



今年発表の最新アルバム“Decipline(2008)”でも、特に同性愛を彷彿する歌は特になく、お決まりのsexy songが多数をしめているのもあって。


The Velvet Ropeでゲイ・アイコンとしての地位を確立

ただ10年程前発表の“The Velvet Rope”(1997)では、AIDSで亡くなったゲイの親友のことを歌ったという“Together Again”(私の一番のお気に入り)、レズビアン同士のベッドシーンを髣髴(ほうふつ)させる“Tonight's the Night”、「(同性同士の恋愛に対する)偏見を捨てよう!」と繰り返し訴える“Free Zone”等、レズビアン&ゲイを絶対肯定してやまない歌が何曲も歌われていて、90年代後半のこの頃にゲイ・アイコンとしての地位が確立されたように思う。




その後、楽曲を通しての活動は余り見受けらず、2004年にスーパーボウルでの胸ポロリ事件があったりしたものの、ゲイ・アイコンとしての立場は揺るぎなかった。




またバック・ダンサーたちにも当然のようにゲイ&レズビアンがいて、AIDSで亡くなった親友は何人もいるとのこと。HIV&AIDSを身近な脅威として注意を喚起している。



もしジャネットがレズビアンだったら?!

そんなJanet姉、受賞決定に際し面白いインタビューに回答していました。

  • Q:もしレズビアンかバイセクシャルだったら、イケてる娘は?
  • Janet:アリシア・キーズね。
  • Q:ある日ボーイフレンドがやってきて、こう言ったらどうする? “ハニー、ずっと言いたかったことがある。−僕はゲイだ。”
  • Janet:卒倒するわね。彼と一緒にいたいから。次の人生では男として生まれ変わって、私は彼の彼氏になるの。

ゲイユースに警鐘も

また別のインタビューではアメリカのゲイユース達がセックスに関して、余りにも奔放で誤った認識を持っていることを嘆き、「エイズの危険が終わったなんて、あなたたちセックスに奔放すぎるわ」とセイファーセックスに関する警告を発してるとのことです。


アーティストとしての活躍は落ち着きが見受けられるものの、最愛の彼氏を傍らに人間としての幸せをようやく手に入れ、心の底から幸せそうな笑顔が見られるJanet。




今後もゲイ・アイコンとして活躍してくれることでしょう!

(“H”)

Discipline

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Velvet Rope

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