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レズビアン&ゲイライフをサポートするNPO法人アカーのWEBマガジン。編集部:「ふじべ・あらし」がお伝えしています。

いつだって恋は三角関係〜『花蓮の夏』Eternal Summer

言葉はさんかく、こころは四角。
そして、三角といえばいつだって恋愛ですねなぁ〜。


5月22日(土)【レズビアン&ゲイの英会話クラス☆レインボー】では、“Love Triangle”三角関係について英会話しました。


レッスンでは、台湾のゲイ映画Eternal Summer(2006年台湾、原題:『盛夏光年』、 邦題『花蓮の夏』)をトピックに、担当のエイドリアン先生の導入にしたがって、ゲイ一人を含む、男2人+女1人の三角関係について激論!!

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『盛夏光年』 Eternal Summer(2006年台湾、邦題『花蓮の夏』)

台湾の海沿いの町で一緒に育った優等生ジョナサンとADを診断された問題児シェーン。
二人は、他の誰かが代わることできない唯一無二の親友同士になるが、いつしかジョナサンは、シェーンに対して友情以上の感情を抱いていることに気づいて人知れず悩み始める。

そんなある日、二人が通う高校に、香港からの女子学生キャリーが転校してくる。
ここで関係は一気に絡み合い、物語はヒートアップしていく。


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同性愛者であることに気づき、人知れず悩んだという思春期を送った経験がないと「なぜ、ここまで落ち込んでいるの?」と引かれてしまう位に、暗く鬱屈したものとして映画中で描かれているジョナサン。そんなジョナサンの苦悩を、なんとか理解しようするシェーン。最初、ジョナサンに接近するも、後で、ジョナサンには秘密で、シェーンと関係を持つようになるキャリー。友情か? 恋愛か? 複雑に絡み合った関係を抱えたまま3人は最後の浜辺に向かい、このラストシーンで、それぞれの清算に向き合うことになる…。


エイドリアンが言うには、映画のこのラストシーンの解釈を巡って、ファンの間でも意見が分かれている、とのことでした。


この恋愛ラブ・トライアングルの中で、セクシュアリティを表明していない方の男性(シェーン)が、異性愛者の女性(キャリー)とも付き合いながら、友情ゆえにゲイの親友(ジョナサン)とも寝たとしたら、彼はゲイだと思うか?どうか? 

それが、エイドリアンがみんなに投げかけた質問でした。

そして、ラストの浜辺のシーンの意味とは?


英語版『花蓮の夏』トレーラーはこちらです。