歯医者へ行ってきました
PWA Speaker:
3ヶ月に一度、近所の歯医者さんへいってます。
今回は、虫歯の治療。
自分の治療に対する考え方は、地域でできることは、地域で。
大きな病院で、半日つぶして、治療をうけるとなると、待ち時間だけで、参ってしまいます。
まぁ、服薬をしていないことの利点でもあるのですが、HIVの治療の薬を気にして、他の治療に専念できないという心配がなくて。
で、付け加えるならば、HIVのことを伝える理由もないので、伝えていません。
過去に、伝えたら、結局、大学病院を紹介するからといわれた経験があって....
伝える、伝えないは、患者サイドの問題であり、伝える必要があれば、伝えればいいし、伝える必要がなければつたえなければいいと思っています。
医療サイドからすれば、伝えてもらったほうが、自分たちの予防だけでなく、それにあった治療を提供できるというところなんでしょうが、結局のところは、まだまだ、医療者自身のリスクの軽減が本音のところではないかと思います。
で、歯科治療にいって、目についたのは、青いセロハンのような、ビニルのような、ラップのようなもの。
医師がさわる医療器具のところに巻いてありました。
実は、毎回、巻いてあります。でも、今回、目についたのは、色が青に変わっていたらから......
この歯科医院には、病気のことは伝えている(伝えているというか、TVに出ていたところを、たまたま、見ていたらしく....)ので、病気を前提に治療をしています。
といっても、特別になにかというわけではないのですが....
医療者側が、肝炎の患者さんを扱うのと同じガイドラインで、HIVの感染者も扱うとのことでした。
その結果が
- 医療器具の保護
- 使い捨ての手袋(他の患者さんでも同じだと思いますが....)
たぶん、この1の医療器具の保護は、医療者側の安心の保険のようなものなのでしょう。
すべての患者さんにやっているわけではないので....
でも、まぁ、最近、それで、医療者側が安心して治療に専念できるのであれば、よいと思えるようになってきました。
自分が年をとったのか、心に余裕がでてきたのか....それとも、医療の限界をしったからなのか...
どっちにしても、こんなことは、医療者側の予防になるはずもなく、ただの気休めでしかないことは、いうまでもありません。
もし、出血による、医療器具の汚染?を心配するのであれば、すべての患者に対して、同じ方法をとらなければ意味がないことなのです。
ただ、この歯医者さんとは、15年のつきあいだし、先生もいい人だから。
と、個人的な感情では、妥協しています。
しかし、社会の制度や、予防を進めていくうえでは、まだまだ、次元の低い日本であることには、かわりありませんね。
ちなみに、前歯の虫歯の治療費は、
- 虫歯の治療
- 仮歯の設置
- 前歯の作成と設置
2回で1万円程度(3割保険)でした。
待ち時間は、ゼロ
予約をして、いっているので。
で、治療時間はトータル2時間程度でした。
(おおいし・としひろ) ゲイでHIV感染者たちが、普段の生活のなかから、ポジティブ(HIV+)として考えたり、思ったりすることについて紹介していくコーナーポジディブ・ゲイ・スタイル。
HIV(AIDSウイルス)に感染して18年目をむかえたおおいし・としひろさんが、20周年に向けて新たに始めたブログPWA Speakerから文章を紹介しました。
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