20thアルバム、いよいよ発売!! エイズ・チャリティ・コンピ『RED HOT+』シリーズ
「レッド・ホット・オーガニゼーション」公式エイズ・チャリティCDの20周年アルバム、いよいよ発売!!
みなさんは、レッド・ホット・オーガニゼーションってご存知ですか? 音楽を通じて、HIV/エイズの正しい知識の普及やHIV/エイズの感染予防・拡大防止を目的に、クリエイターやミュージシャンを中心に1989年に設立された団体です。
エイズの治療薬も十分でなかった1990年。ミュージカル・映画音楽の巨匠コール・ポーター(同性愛者としてカミングアウトしていた音楽家!)の楽曲をU2などがカバーしてリリースされ話題となったエイズ・チャリティCDの第一弾が「レッド・ホット+ブルー」でした。その当時アカーの事務所でも「レッド・ホット+ブルー」は、よく流れていました。
その後も、マドンナやジョージ・マイケルの曲が収録された「レッド・ホット+ダンス」、オルタナ系のアーティストが参加した「ノー・オルタナティブ」など、シリーズ化され発売されてきた「レッド・ホット+」CDの売上金の一部は、世界規模でエイズ活動を行っている(アカーも含む)団体に寄付されてきました。
なんと、そのエイズ・チャリティCDの20周年目にあたる今年、シリーズ20作目のチャリティCD「ダーク・ワズ・ザ・ナイト Dark Was The Night」が発売になるというニュースが届きました!!
- Dark Was The Night / ダーク・ワズ・ザ・ナイト
- Various / ヴァリアス
- 2009年2月25日発売予定 (海外発売:2009年2月17日予定)
- 2枚組み 31曲収録予定
- WPCB-10103/04 税込み¥2,980
毎回、そのアルバムのコンセプトやジャンルが多種多様なこのシリーズ。今回はどんなジャンルかな〜と楽しみにしていたところ、こちらのサイトをチェックするのが日課のような私(Arashi)のようなものには、好みのド真ん中を直撃する、ため息が出てしまうようなメンバーが集まったUSインディー・ロック、オルタナティブ中心のコンピレーションでした。
挙げれば切りがないのですが、コナー・オバースト、ベイルート(Beirut)の名前に、まずは個人的に小躍り。荒野や原野を「そぞろ歩き」したくなるような両者の音楽は、私の夜の散歩のお供です。
またLGBT(レズビアン、ゲイ、バイセクシャル、トランスジェンダー)当事者のミュージシャンとしては、スフィアン・スティーヴンスやアントニー・アンド・ザ・ジョンソンズのアンソニーなどが参加しています。さらには『ショートバス』や『ボイス・オブ・ヘドウィグ』などゲイ、セクシャルマイノリティ系映画のサントラにも参加していたヨ・ラ・テンゴ (Yo La Tengo) など話題に事欠きません。
またまたiPodのCMで一気にチャートに駆け上がった女性アーティストファイストや元トーキング・ヘッズのデイヴィッド・バーンなど、ポップ、メインストリームのものもあります。
何より関わったすべてのアーティストが、無償で参加しているということにも、さらに嬉しさがアップです。
ダウンロードで音楽を手に入れて聴いているリスナーも増えている昨今、チャリティだからこそ、お店やネットショッピングで探して手にとってみませんか? アーティストの想いやエイズ活動をしているNGOや民間団体の想いを、音楽を聴いてサポートするなんて、結構カッコイイな〜って思ったりします。