1960年代のサンフランシスコ
「サンフランシスコ・ゲイ・コミュニティ形成史」
●「サンフランシスコ・ゲイ・コミュニティ形成史」
1960年代のサンフランシスコ
1960年代のサンフランシスコでも、ゲイバーに対する警察の妨害も頻繁になった。それに対抗するために、1962年に「テイバン・ギルド」the Tavern Guild と呼ばれるまれるゲイバーの経営者たちによる組織が設立された。
また、ゲイの人権を擁護するために、ゲイバー経営者、ホセ・サリアやジム・フォスターなどのゲイの有名人が1964 年に「個人の人権のための協会」“The Society of Individual Rights” ( SIR)を設立した。
当時のサンフランシスコは、ヒッピー文化が隆盛を極めており、カウンターカルチャー運動としてのヒッピー文化運動は、ゲイムーブメントにおいてもアイデンティティ確立という意味で大きな影響を与えた。この時期に、現在のサンフランシスコのゲイムーブメントおよびゲイコミュニティ形成の萌芽が見いだされた。
【つづく】 関連:History of the GLBT Movement in San Francisco
※(本記事は当時のアカーの機関紙『ゲイ・ライツ』の1993年臨時増刊号に掲載された同名記事をベースにしています)
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