ハイスクール・ララバイ(4/6)
3年生までは、サトシとの関係も特に変化なく過ぎて行った。
けれど、18歳にもなった頃から、サトシとの距離がしだいに開いていくようになった。
ついにサトシは、部活を辞めてしまった。
結局、自分からサトシにカムアウトして振られてしまうという、というできごともあってサトシとはそれっきりになってしまった。
―――ゲイと気付いた頃のスクールデイズをテーマにした正和さんのライフヒストリー4回目です。
●ハイスクール・ララバイ(正和)
ハイスクール・ララバイ(4/6)
サトシとの結末は残念だったけれど、なにがしか、今までよりも「
同性が好きであること」を自然に思えるようになった。
生まれて初めて、自分が同性を好きだということを伝えたことが影響していたように思う。
それでも、孤立した状況は依然変わらずで、自分一人であることに変わりはなかった。
(正和)【続く】 ●ハイスクール・ララバイ(正和)
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