親と子の集い〜“血縁”家族のこと
去年に引き続き、今年も無事開催された「会内・親と子の集い」。あいにくの梅雨空にも関わらず、遠方からの参加を含む、同性愛者を家族の一員に持つ親や兄弟姉妹など「血縁」のつながりをきっかけにしてたくさんの方が集まりました。
さてこの「親と子の集い」、イベント名に「親と子」とありますが、コンセプトは、家族にカムアウトしている人も、まだの人も、カムアウトされた側も、同性愛者(異性愛者)であるというとから“血縁”家族について考えてみる一日を、というもの。
単に母親や父親など肉親との親睦を深める、ということが第1の目的の会ではなかったのです(もちろん、結果としてそういう効果もありますが)。
参加した誰にとっても、たくさん語りあえた1日となったのではないでしょうか?
以下に簡単に当日の様子をレポートします。
会内・親と子の集い【2008年6月22日】
イベントは2部構成でした。
第1部:アカーの1年をふりかえる
第1部、アカーの活動紹介。アカーの場に来るのが初めてのご両親、血縁親族もいらしたので、4月から3月までの年間の活動を、カレンダーをめくる感覚で、写真とトピックで振りかえりました。
第2部:スピーチ&セッション
集いでは、会のことをよく知っていただくだけでなく、親子関係など、それぞれの体験をよく話して、考えるきっかけを持ち、何かを帰っていただければ、というのが願いでした。そのため、第2部では、4つのテーマを用意したセッションを行いました。
セッションテーマです。
- 「親の期待」と「子供の思い」の“あいだ”〜親と子の快適な距離について考える
- プロセスとしてのカミングアウトとは?
- レズビアン・ゲイの“支援”とは〜身近な同性愛者を支援するには?
- アカーの支援者になることとは?