Be Proud!〜『ヴォイス・オブ・ヘドウィグ』を観て
Be Proud!〜『ヴォイス・オブ・ヘドウィグ』を観て
〜 HI-ROさんの感想〜
もし、日本にLGBTQの高校があったら行っていただろうか?
恐らく自分は行っていないと思う……。
この映画で取り上げられている4人の学生を見ているとうらやましくなる。自分のことを一番理解したうえで行動し、その結果、ハーヴェイ・ミルク校(LGBTQの青少年の学校)に行くことになったのだから。この学校に入学するまでに公立もしくは私立の学校でつらい思いをしてきたのかもしれない。家族とつらい別れをよぎなくされたのかもしれない。でも、この学校に入学して自分自身を誇りに思えるようになり、嘘のない生活を送っているのだからうらやましい。
劇中に流れる『ヘドウィグ・アンド・アングリーインチ』の曲が心地よく、このサントラが欲しくなった。「日本にもこのようなチャリティーアルバムをお願いしたら、心よく引き受けてくれるアーティストはいるのだろうか?」と疑問に思う。欧米に比べまだまだ差別的な見方をする日本人には無理かもしれない。このような考えを持っている自分自身こそ差別的な見方として捉えているのかも。
本当の自分自身を見出し、さらけ出すまでには時間がかかるのかもしれない。将来、自分自身を誇りに思えるようになったら、ハーヴェイ・ミルク校に通いたいと思えるのだろう。
(HI-RO)
ニューヨークにあるLGBTQ(レズビアン・ゲイ・バイセクシュアル・トランスジェンター・クエステョニング)ユースのための公立高校「ハーヴェイ・ミルク・ハイスクール」。その高校についてのドキュメンタリー映画が『ヴォイス・オブ・ヘドウィグ』です。英会話☆レインボーにも参加中のHI-ROさんより『ヴォイス・オブ・ヘドウィグ』を観た感想が届きました☆。自らの内側の声に、真摯(しんし)な姿勢で耳を傾けた感想です。HI-ROありがとうございました
DVDは事務所で貸し出しできます。感想も引き続き募集中です。occur@kt.rim.or.jp。
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