「ひらめく発掘〜同性愛者だと気づいたとき」〜ライフヒストリー(みかこ1回目)
同い年のレズビアン&ゲイユースみかこ、しんごが「初めて同性愛者と気づいたとき」 を語るライフヒストリー・スナップのコーナー。
しんごに続いては、みかこです。
ひらめく発掘〜同性愛者だと気づいたとき〜(みかこ編)
年上の彼女
13歳くらいのとき、
初めて1つ年上の女の子を好きになった。
ほぼ毎日、時に手渡しで、時に郵便で、手紙を渡しあった。
少し遠回りになっても
彼女と同じ駅から、同じ電車に乗って帰ったりした。
いつもいつも彼女と行動をともにできるように奮闘し、
彼女にどうにか触れようと、好かれようと必死だった。
周りから見ても明らかに私は、彼女が「大好き」だった。
彼女が「女」であるとか、
自分が「男でない」とか、
そういったことは、
まったく問題ではなかったし、
考えすらもしなかった。
それでも、当時、
「レズビアンに会いたい」と強く思ったり、
ゲイとの会話になぜか安心したりするなかで、
私は「自分が何者であるか?」
「何者になりたいのか?」
といったことを無意識に考え始めた。
そして、それらを考えられるだけの情報を求めていた。(みかこ)【続く】〜