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レズビアン&ゲイライフをサポートするNPO法人アカーのWEBマガジン。編集部:「ふじべ・あらし」がお伝えしています。

今年は、HIVのワクチン?? 1997年の「技術予測調査」


先ほどの「未来新聞」ネタの付録記事としてもう1本。


今から10年前の1997年の6月。
当時の科学技術庁が「技術予測調査」なる近未来予測を発表しました。


月への有人輸送システム、老化機能の解明、
いや〜、まさにSF映画の世界ですね。

発表から最短の10年後の予測で、
すでに「HIVのワクチン開発」が、ハズレちゃってますが。

果たして、私たちの未来はどうなるのでしょうか?

こちらも『QM』1999年2月号掲載の「ウの目」記事です。
当時のYanagihashiさんに、ばっさり切ってもらっています。

★「技術予測調査」(1997年6月、科学技術庁)

  • 2007年 HIVのワクチンが開発される
  • 2009年 エイズの治療法が実用化される
  • 2012年 同時通訳並みの日英自動翻訳電話が開発される
  • 2015年 災害時に人間の識別、探索、援助を行うロボットが開発される
  • 2018年 個体の老化機能が解明される
  • 2019年 高レベル放射性廃棄物の処分技術が開発される
  • 2020年 がん細胞を正常化させる治療法が普及する
  • 2021年 月への有人輸送システムが開発される
  • 2023年 マグニチュード7以上の地震発生を数日前に予測できる技術が開発される
  • 2024年 人間の感情を理解・共有できる人工チップが開発される

この中にも、いくつか同性愛者に関わる技術がみられます。


まず2007年のHIVワクチン開発と2009年のエイズの治療法実用化。
これで、また、(アン)セイファーなセックスが花盛りとなるのでしょうか?

それとも、今とは逆にセイファーセックスが新しい快感をもたらすものとして定着して、
強迫的な「ナマ」信仰は廃れているのでしょうか。


そして2012年の
同時通訳なみの日英自動翻訳電話の開発。

海を越えた恋愛の成就だけでなく、
国際会議における言語間ギャップの解消に役立っているかもしれません。
もっとも、経済・財政の破綻で日本なんか国際社会で見向きもされない可能性もありますけれども。

(Yanagihashi/1999年1月)

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