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レズビアン&ゲイライフをサポートするNPO法人アカーのWEBマガジン。編集部:「ふじべ・あらし」がお伝えしています。

無音で『リトル・ミス・サンシャイン』を観てどんなストーリーかを想像する

Shingo:

人間は様々な感覚を駆使して、物事を理解しています。
映画を観るときも、視覚はもちろん聴覚、そして、それまでの人生の経験を通じて、ストーリーを解釈して理解をするのだと思います。


10月23日(土)【レズビアン&ゲイの英会話クラス☆レインボー】アッシュレイ先生のビギナークラスでは、「無音で映画の場面を観て、オリジナルのストーリーを想像してストーリーテラーになろう!」をやりました。


当日、題材にしたのは、アッシュレイ先生が大好きな映画『リトル・ミス・サンシャイン』 (原題:LITTE MISS SUNSHINE)。
映画サイトの解説によると「機能不全に陥った一家族が、旅を通して再生していく」ロードムービーとのことです。

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予告編にも、登場している車のシーンを、無音で(もちろん字幕なし)で流しながら、この場面をみて、それぞれチームに分かれて、どんなストーリーかを想像して作りました。


車の中では、数人の登場人物が会話をしているようです。
もちろん音を消しているので、何を話しているのかわかりません。
その中にいる少年は、視力検査をしたり、周りの人と筆談をしています。
少年の髪の色は、他の人と違っています。


この場面を観て、それがどんなシーンかを想像しました。
ある意味当然のリアクションとして、「少年は視力が弱いのかな」という想像があったり、少年がみんなと違うところが「なんとなく孤児っぽい」などの様々な受け止め方が、それぞれ出てきました。


実際には、どちらも外れだったのですが(笑)。


情報を制限された中で物を解釈するとき、それぞれが自分の視点で判断をしているということを感じることができた、面白い経験ができたクラスでした。


アッシュレイ先生もおすすめの『リトル・ミス・サンシャイン』も、素晴らしい映画のようなので、気になった方はぜひ、実際の作品に触れてみてもよいかもしれませんね。(Shingo)