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レズビアン&ゲイライフをサポートするNPO法人アカーのWEBマガジン。編集部:「ふじべ・あらし」がお伝えしています。

村上春樹、吉田修一、『ロンバルディア遠景』、エルトン・ジョンの養子縁組、全盲女性強姦妊娠事件(タイ)、『MW』(ムウ)

インターネットの世界に流れる無数のレズビアン&ゲイ、同性愛、HIV/エイズ関連のニュースの数々。その見出しと記事の一部抜粋を掲載しました。

1Q84』シンドロームを大解剖(中)朝鮮日報

http://www.chosunonline.com/news/20091004000007

村上春樹は、ない世界を取り上げる。スティーヴン・ホーキングが言うブラックホールのように、4次元だ。記憶の中の空間、小説の中の空間が出てきて、声が奪われた空間、他人の記憶の中の空間、違う時間の中の人が出会う空間だ。

 同性愛に陥った女を愛する男、幽霊を見た男、愛する女の幽霊と情事をする男、猫の首を切り、心臓をえぐり食べる男、声を奪う科学者、小説家の小説を代筆し賞を取らせる小説家希望の男と、わずか数分間で血の一滴も流さずに男たちを殺す女暗殺者が登場する。

今週の本棚:堀江敏幸・評 『横道世之介』=吉田修一・著( 毎日jp)

http://mainichi.jp/enta/book/hondana/news/20091004ddm015070016000c.html

マンションの隣人で、上京したその日にシチューをご馳走(ちそう)してくれたヨガのインストラクター小暮京子。入学式で知り合った同学部の倉持一平、彼といっしょに入ったサンバを踊るサークルの阿久津唯、人違いで仲良くなった同性愛者の加藤に、高級娼婦(しょうふ)めいた仕事をしている片瀬千春。そして自動車教習所で出会った、与謝野祥子。

横道世之介


上首尾の実験に立ち会えたうれしさ 『ロンバルディア遠景』 諏訪哲史著福井新聞

http://www.fukuishimbun.co.jp/modules/news4/article.php?topicsid=9802&pack=EN&storyid=264348

 詩誌『エウロペ』に月原篤を名乗る少年詩人から投稿があった。一読、ピンときた編集者、井崎は掲載を決める。その詩と、井崎の感想が巻頭に来るのだが、これがいい。どこか不穏で。つまり、井崎と篤の同性愛がそれとなくほのめかされるのだ。

ロンバルディア遠景


エルトン・ジョンさんの養子縁組に実母が「待った」時事ドットコム

http://www.jiji.com/jc/a?g=afp_cul&k=20091005023774a

ウクライナの法律では、養子縁組を希望する外国人は既婚者でなければならないと定められており、同性愛者同士の結婚を認める英国で男性と結婚したジョンさんがウクライナの男児を養子として引き取るのは難しい、という見解もある。

f:id:QMblog:20091011223934j:image

写真:AFP=時事



目と耳の不自由な女性が乱暴され妊娠8カ月バンコク週報、タイの情報)

http://www.bangkokshuho.com/news.aspx?articleid=8680

9月27日、「目と耳の不自由な女性障害者が何者かに乱暴され、妊娠した」とする市民からの連絡を受けた人権団体「パウィナ財団」のパウィナ事務局長が、中部サラブリ県のこの女性宅を訪れた。

【映画評論】MWムウ(慶應塾生新聞 Keio Student Press Online)

http://www.jukushin.com/archives/3872

手塚治虫の作品の中でも異色の、ピカレスク(悪)が主人公の本作。漫画のタブーを次々と打ち破ったがゆえに映像化は困難といわれていた。ひとつがその描写だ。結城と賀来は闇と光のように対比されて描かれるが、漫画では2人は同性愛の肉体的な関係にあり、闇と光が溶け合っていくようにも描かれる。

同性愛の描写は映画ではカットされた。確かに2人の関係を匂わせる演出はあり、背景には設定が生きているとうかがえる。しかし、手塚作品の中ではこの設定がメインだ。カットしてしまったのは映画版における「闇」といえる。


事務所に来所の際には、玄関横のマスコミチェック掲示版もチェックください。


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