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ハーヴェイ・ミルク(1930‐1978)

ハーヴェイ・ミルク Harvey Milk(1930‐1978)


今年は、「ハーヴェイ・ミルク」の没後30年にあたるメモリアル・イヤー。映画化(『ミルク』)も進行中なので、今日はハーヴェイ・ミルクについて紹介します。


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同性愛者であることをカムアウトして当選した歴史上初めての政治家。



1972年、サンフランシスコに移住したハーヴェイ・ミルクはカストロ・ストリートにカメラ屋を開店。カストロ・ストリート界隈が、急速にゲイの安息の場となりつつあった頃でした。カメラ屋を選挙事務所にミルクは、サンフランシスコの市政委員に立候補します。



1977年、ミルクは、「ゲイ人権条例」の制定を掲げて市政委員の選挙に立候補して、3回目の挑戦で初めて当選を果たします。ゲイ公民権条例の可決、他のマイノリティとの連携政策など精力的な活動を開始するも、在任たった3週間で悲劇がおこります。“家族の絆”を主張する保守的な政治家ダン・ホワイトの手によってミルクは暗殺されます。




短い生涯ではありましたが、ミルクの存在は今でも多くのレズビアン、ゲイに大きな影響と希望を与え続けている。ミルクの立候補で、米国のゲイやレズビアンは歴史上初めて、目に見える強力なリーダーを持つことができたのでした。



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