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レズビアン&ゲイライフをサポートするNPO法人アカーのWEBマガジン。編集部:「ふじべ・あらし」がお伝えしています。

AKY(あえて空気読まない)ことも大切??〜「わいせつ」関連のニュースをチェック〜

―――ウの目担当のYanagihashiさんが「わいせつ」が問題にされた4つのニュースを手早く料理。ニュースのサイクルは早いので、いまとなっては記憶の彼方のものも。ニュースにパッと反応する反射神経も大事ですが、それだけでは、本質を見誤ってしまう、という教訓も?!

(Arashi)

AKY(あえて空気読まない)ことも大切??〜「わいせつ」関連のニュースをチェック

アムステルダムの有名公園でのセックスが合法化。ハッテンの権利拡大??

オランダは、アムステルダムの有名公園でセックスをすることが合法化された、との記事があったそうです。


合法化することで管理が容易になるということもあります。だから、合法化が、なんらかの権利の拡大につながるのかどうは保留ですね。詳しい事情もよく分からないのですし。


(「さすが自由の先進国オランダ!」。と賞賛できるものなのかどうか。分かりかねます)



メイプルソープの写真集は「わいせつ物」に当たらない、との判断


先日、日本の最高裁が、ロバート・メイプルソープの写真集がわいせつ物に当たらないとの判断を示しました



問題になったメイプルソープの写真集について、最高裁は「芸術性などの総合判断をして、わいせつではない」と判断しました。


「芸術性」というあいまいな概念を入れて総合判断する基準を維持する限り、実際には、税関や警察が恣意(しい)的な介入をする余地が残されているわけです。つまり管理の主導権は手放さないぞ、というわけです。



出版・表現の萎縮効果を招かない配慮がなされているか? それにも疑問が残ります(むしろ、判決の反対意見の基準の方が、予測可能性が高く、「被害者なき犯罪」を刑罰をもって抑止すべきかという真っ当な議論をしやすい点は評価できます)。


◆「見たくない自由」の侵害?? 蘇民祭ポスター


「被害者なき犯罪」と言われても、「見たくない自由の侵害だ」という意見はあります。その点では、蘇民祭のポスターをJRが掲示を拒否したという話題もありました。話題になってかえって注目を集めてしまったようですね。「境内の中でも、全裸になったら公然わいせつで取り締まる」などと警察が警告を発するという一幕もあったようです。


もっとも、境内内では、ライトアップ等をせず、暗闇神事としての元の形に戻るという対応で事なきを得たようです。伝統文化の保持という点では、むしろ、騒動が良い結果を招いたのではないでしょうか。


◆香港の映画スターエディソン・チャンのわいせつ画像の流出事件


「わいせつ」がらみでいくと、香港の映画スター・エディソン・チャンのハメ撮り写真・映像の流出で大騒ぎという話題もありました。


騒動の中では、「お父さんがゲイだったことが、エディソン・チャンの性癖に関連があった」かのような噂もあったとか。


これを悪意の情報とみるか? 見方はいくつかあるでしょう。

◆善意と悪意〜天国と地獄


「善意」が地獄へ通じる道を舗装(ほそう)することもあります。「悪意」が、問題解決の糸口になる場合もあるでしょう。


ニュースのサイクルは早いので、いまとなっては何のこと?、という話題も多いでしょう。


ニュースにパッと反応する反射神経も大事ですが、それだけでは、ことの本質を見誤ってしまうことも。時には、AKY(あえて空気読まない)で、立ち止まって考えてみることも必要なのではないでしょうか。


(Yanagihashi)


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