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レズビアン&ゲイライフをサポートするNPO法人アカーのWEBマガジン。編集部:「ふじべ・あらし」がお伝えしています。

フランスの大統領選に注目!

ロワイヤルV.S.サルコジV.S.バイル?
今年5月に予定されているフランスの大統領選挙は、レズビアン/ゲイにとっても注目!Yanagihashiさんからの投稿です。

フランスの大統領選に注目!

同性婚

フランス初の女性大統領誕生か、と噂されるロワイヤル候補は、「私が大統領になったら同性婚を認める」と言っている。



今から220年以上前に、「自由」(少しだけあった)、「平等」(なかった)、「博愛」(所によってはあった)を旗印に、近代人権概念を確立し(植民地には適用されなかった)、




約200年前にナポレオン刑法典によって同性愛行為の非犯罪化(社会からは、断罪された)を打ちたてたフランスとしては、



世界で5番目に同性婚を認める国になるというのは、いささか遅きに失した感もあるが(女性の選挙権が認められたのは日本と同じ年)、来年末のアメリカ大統領選挙における女性予備候補の行く末を案じるより、今は、フランスの大統領選挙に要注目である。



ロワイヤル候補は「同性カップルによる養子も認める」とも言っている。



さすが、PACSを見ても分かるように、より自由で多様な家族制度を認める(個人と国家の間に中間団体を認めることを嫌う伝統もあった)国において、自ら事実婚の実践をしながら4人の子供を育てている候補ならではである。



がんばれロワイヤル。



事実婚に寛容な態度が出生率の上昇をもたらしたことを、「女性=子産み機械」発言を通低で支える輩にフランス共和主義の勝利を高らかに宣言せよ(笑)。

(Yanagihashi)