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レズビアン&ゲイライフをサポートするNPO法人アカーのWEBマガジン。編集部:「ふじべ・あらし」がお伝えしています。

同性婚のシンボル的カップル〜ライオン&マーティン

同性婚のシンボル的カップル


米国カリフォルニア州で、最高裁が、「同性カップルの『結婚』が認められないのは違法だ」として、同性カップルが結婚できるようになったニュースで、興味深いものがありましたので紹介します。サンフランシスコでの第1号の同性婚のカップルは、Del Martinさん(87歳)とPhillis Lyon さん(84歳)だそうです(【エキサイトニュース】より)。



サンフランシスコ市で2004年2月に市長が同性カップルに結婚証明書を発行したことが保留になってしまっていたのが、今回の最高裁の判決で認められるようになった訳です。お二人ともご健在でよかったですよね。Martin&Lyonについては、本日2件目の記事で紹介予定です。




一方、11月の大統領選の際に、住民投票らしきものもあるそうで、その際に転覆させようと保守派は署名活動を進めているそうです(【MSN産経ニュース】)。



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フィリス・ライオンとデル・マーティン

先日、【サンフランシスコでの同性婚のカップル第1号になった、レズビアンのDel Martinさん(87歳)とPhillis Lyon さん(84歳)】の歴史を紹介します。

フィリス・ライオンPhyllis Lyon(1924年−)とデル・マーティンDel Martin (1921年−1929)

レズビアンのコミュニティ活動のパイオニアたち&半世紀をこえるレズビアン・パートナーシップの実践者たち

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1952年に出会ってから現在まで60年以上にわたってライオン&マーティンは、レズビアン・コミュニティでアクティビズムとパートナーシップを実践してきた。



最初に二人の名前が、レズビアン・ゲイの歴史に登場するのは1955年。全米初のレズビアンの組織ビリティスの娘たち(D.O.B.)を、他の数人のメンバーとサンフランシスコに設立。



以降、50年代、60年代、70年代、80年代、90年代、00年代といつでも二人は、レズビアンコミュニティのアクティビストとして活動してきた。



2004年2月12日、サンフランシスコ市が、二人の結婚届けを受理したことで二人は合州国の歴史上、法的に同性婚を認めれた初のカップルとなる(その後、保留になり、2008年6月に再度受理)。



レズビアン同士が安全に出会える場を作り出すことが何より重要だった時代に始まった二人の歩みは、社会に向けて同性愛者も公民権を求めたあの激烈な時代、そして、同性愛の問題が米国のメインストリームの政治のテーマに入ってきた現在にいたる。60年の歴史は、そのまま米国のレズビアン&ゲイ・ムーブメントの歴史と一致する。そんな点で、デルとマーティンは象徴的なカップルだ。

ゲイ文化の主役たち―ソクラテスからシニョリレまで

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