韓国・釜山のエイズ会議で2本のスピーチ発表
韓国・釜山で開催された第10回アジア太平洋地域エイズ国際会議(ICAAP10)で、会の活動をことについて2本のスピーチ発表を行ってきました。
●各地の自治体に行った行政アンケートの結果を発表
1本目の発表は、8月27日の夕方。
"Where there is the Political Will, There is the Way!"(〔政治的〕意志あるところに道は開く)というセッションの中の4番目。
"Do Local Governments in Japan Work in Cooperation with NGOs, and Work for Vulnerable Populations?"(日本の地方自治体はNGOと協働し、HIV/エイズの影響を受けやすい人々のために働いているか?)というタイトルの発表で、各地方自治体のエイズ施策について質問した質問表調査の結果について発表しました。
セッション内には、他にインドやパキスタン、タイなどからの発表がありました。
●そして2本目はゲイ向けのエイズ予防ワークショップ『ライフガード』について発表
"Engaging Communities not Condoms"(コミュニティを関わらせよう、コンドームでなくて、くらいの意味?)という名のセッションで、ミャンマー、韓国、フィリピン、マレーシアなどの主にゲイコミュニティでの様々な実践について発表とディスカッションが行われました。
私たちの発表は、“Creating Behavior Change through Workshop for MSM:LIFEGUARD(ゲイ向けのワークショップによる行動変容:『ライフガード』)。アカーが2001年から10年間に渡って各地のゲイバーで続けてきたプログラム『ライフガード』について口頭演題の発表をしました。
発表後、シンガポールの保健省の方や、コンドームケースを製作している日本の企業の方が発表に興味を持ちアプローチしてきてくださいました。
国際会議は、エイズ/HIVの分野で私たちが国内で行ってきた仕事や経験について発表し、他の国や場所の皆さんと意見交換やネットワーキングを行う有意義な場だと改めて実感しました!