QMblog's blog

レズビアン&ゲイライフをサポートするNPO法人アカーのWEBマガジン。編集部:「ふじべ・あらし」がお伝えしています。

アダム・ランバートのゲイ・キスに集中砲火!?

米国のポップ・スターアダム・ランバートが、またしても世間を挑発したそうです。

22日のアメリカン・ミュージック・アワードのパフォーマンスで、バンドのベーシストと男同士のキスを披露したアダムくん。
ショーを観た視聴者からの苦情が殺到して、翌日のモーニング・ショーへの出演がキャンセルされるなど、大騒ぎのようですね。

f:id:QMblog:20091126051515j:image
(写真:NyDailyNews.com



大スターどうしの同性のキスということでは、2003年のMTVビデオ・ミュージック・アワードでのマドンナ×ブリトニー・スピアーズ(とクリスティーナ・アギレラ)のキスなんていうのもありましたね。
f:id:QMblog:20091126062657j:image
(写真:KrpMag


日本では『い・け・な・い ルージュマジック』(1982年)での、
故・忌野清志郎 & 坂本龍一 のキスも話題になりました。
f:id:QMblog:20091126062823p:image
YouTubeからの映像より)


洋の東西を問わず、いつの時代にも、バズ(BUZZ)を起こすには、
ゲイキスは有効な手段のようです。



さて、アダムくんは、パフォーマンスの後に受けたインタビューで、
「誰に対しても、謝らないといけない、なんて思わない」とまったく気にする素振りはない様子。


また、別のインタビューで、アダムくんは、
論争の背景には、ゲイに対する差別意識や、ダブルスタンダードがあるんじゃないか、
とも指摘しています。

「僕が、ゲイだから、こんなに大騒ぎになったんだよ。
視聴者は、男同士のキスを観たことがないからね。
だから驚いたんだよ」
という趣旨の発言
をしています。

確かに、もしこのキスが、女性アーティストによるものだったら、
ここまでは非難はされなかったでしょう。


ゲイであることをカムアウトしているアダムくんの、とっても“男気のある”この姿勢とゲイ・パフォーマンスに、改めて惚れ直したアメリカン・ミュージック・アワードのパフォーマンスでした!!


アダム君のデビューアルバムFor Your Entertainmentは、11月23日に全米で発売されたばっかり(国内盤の発売は来春予定)。


来週のチャートにはたして何位でランクインするか、注目です。