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レズビアン&ゲイライフをサポートするNPO法人アカーのWEBマガジン。編集部:「ふじべ・あらし」がお伝えしています。

一番近くて遠い人たちのこと(2/4)

10代、20代の頃の親との関係についての正和さんのライフヒストリー2回目です。


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母親は、最近では、【親の集まり】にも2年連続で参加しているが、私が20代前半の頃は、まだ母にゲイだということを言っていなかった。


その頃、帰省した時などに母は、無断で私の荷物を開けて、そこにアカーの資料などが入っていたようなことがあった。



母には意味がよくわからなかったらしく、父親に「正和は大丈夫よね?」などと確認していた。

と後で父親から聞いた。



父には既にカムアウトした後だったが、うまく母親を「ごまかしてくれた」らしい。



「ごまかした」なんて、なんとなく不本意だったけれど…。


当時は、とりたてて自分と家族の関係について疑問に思うことはなかった。



ただ、家族に何か相談事をした記憶がほとんどない。



とはいえ、姉弟の間だけで通じるギャグなんかもあって、帰省した時などたまにそんな話題で一緒に笑ったりすることもあった。

(正和) 【続く】

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