ハイスクール・ララバイ
―――レズビアン、ゲイと気付いた頃の「スクールデイズ」をテーマにしての正和さんのライフヒストリー1回目です。(Arashi)。
あの頃をみつめて
テーマ:「スクールデイズ」
ライフヒストリー(正和1回目)
無事、受験も終わり専門学校に入学できた。けれど、心は沈んでいた。中学時代から片想いを続けていたサトシと、別のクラスになってしまったからである。もともとサトシとは同じ学校の同じコースを志望して受験したのだけれど、結局、受かったのは自分だけ。志望したコースに落ちたサトシとは、とりあえず同じ学校だけど、別々のクラスということになった。
毎朝の通学は、一緒に自転車で最寄り駅まで行き、そこから電車というパターンだった。この時間が、自分にとって、とってとても貴重だった。毎朝、サトシの自宅に寄って登校することなんて、中学時代にはなかったことなので新鮮だった。
それも学校に着くと、サトシとは離れ離れ。教室は近かったけれど、休み時間に別のクラスを訪問するなんてヤツほとんどいなかった。Mに会いたいのはヤマヤマだが、我慢しなくてはならなかった。
(正和)【続く】 ●ハイスクール・ララバイ(正和)
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