QMblog's blog

レズビアン&ゲイライフをサポートするNPO法人アカーのWEBマガジン。編集部:「ふじべ・あらし」がお伝えしています。

大阪が熱い!?

今、大阪が熱い。大阪初のレインボー・パレード、同性二人でのダブル・ルームでの宿泊、そして、L/Gカップルを市が祝福? Yanagihashiさんの投稿です。

【安上がりなイメージアップ

大阪市では、結婚が認められていない同性同士のカップルも含めて、市長自らが「結婚」を祝福する計画があるそうだ。



「創造都市戦略」という大阪市活性化のための事業計画の一例ということのようだが、既存施設(市役所のホールのことだそうですが)を利用して行うそうで、なんとも安上がりに(誉め言葉として使ってます。ねんのため)多様性を尊重する都市としての好感度を上げそうだ。



美観上よろしくないといって、新宿二丁目の浄化作業に多額の予算を使い、単一性的指向幻想を振りまいて世界の笑い者になることを目指す東京都知事の思いつきに比べればずっとマシってものだ。


【保健所に言いつけるぞっ!】


保健所だったんですね。同性同士でホテルのダブル・ルームに泊まろうとして拒否された場合の決め台詞って。



大阪のレインボー・パレードに参加するために来阪したゲイ男性カップルがダブル・ルームに泊まろうとしたら、それを拒否されたわけだが、宿泊拒否は旅館業法違反ということで保健所が改善を指導したそうだ。



ホテル側は、男性二人でダブル・ベッドに寝るのは狭い(そもそも折り重なって使うんだから狭くても関係ない?)のではと思って(親切にも)ツインの利用を勧めたと言っているそうだが(女性二人なら二つ返事でOKだったんだ)、



そんな狭いベッドでダブルと称している看板に偽りありホテルの存在を公にしたことで、ゲイ・カップルもレズビアン・カップルも今後は一寸だけ広々とした(?)ベッドで休むことができるようになったわけだ。


【自然に還れ】


件のゲイ・カップルも無事に参加できたと思うが、大阪でセクシュアル・マイノリティのためのパレードが開催された。



参加者が手に持って歩いたレインボーカラーの風船がいい味を出していたようだが、この風船は天然ゴムで自然環境に悪影響を与えるものではないとのこと。



同性愛者も自然に還れという暗喩が込められていたのだろうか(そう、同性愛は人間界の悪習ではなく、自然なのだと)。



更には、ゴムを手放してはいけないというセイファー・セックスの隠喩にもなっていたのだろうか(最後にトバシテしまうのはお約束?)。



北冷西熱といわれる日本の地球温暖化現象で、関西は気温だけではなくL/Gたちも熱い? 冬を迎えるに当たって一寸心温まる大阪L/G三題話でした。

(Yanagihashi)