こんな感じ、いいですね!!
QM編集部のレズビアン編集員Sが、レズビアンのためのバーChestnut&Squirrelにお邪魔しました。
2005年度版の4号には、Chuさんの独占インタビューを掲載してあります。
ダイクのCHUさんは、カウンターで、
DIYの紙巻きタバコ(要するに自分で手巻きで作る紙巻きタバコです)を巻きながら、
「やあ!こんばんは〜」
人なつこい笑顔で迎えてくれました。
このお店、その名もChestnut&Squirrel
(なんという素晴らしい店名!!)。
そう! そうです! QM2005年4号でもとりあげて、
話題沸騰(?)の、あのお店です!!ボサノバが流れ、おしゃれ、かつフレンドリーな雰囲気。
私もすっかりくつろいだ気分に。
CHUさんは、私たちとおしゃべりし、お気に入りの歌を口ずさんだり。
優しく、たのもしい姉貴のような感じ。
レズビアン編集員のこの私、実は、今回がレズビアンバー初体験だったのです。
気の弱い私は、一人で乗り込む勇気はなく、レズビアンの大先輩Mさんに連れられて・・・。
私のレズビアンバーのイメージは、というと。
カノジョ探しでギラギラした雰囲気、若いレズビアンたちの喧噪・・・。
いずれにせよ、そういう場所にはまったく興味がなく、若くはない私が行くことは、おそらく一生(?)ないだろう、と勝手に決め込んでいました。
しかし、そんな私の先入観は、この店の第一印象で見事崩壊!
「料理の仕込みも、できてるよ! 今作るから!!」
CHUさん。
待ってました!!!
この店のウリはなんといっても、
CHUさんが作る料理のおいしさ。
待つこと10分ほど、待望のchuさんの料理の登場!!
これがダイクフードかあ〜! すごすぎる!
一皿に、サーモンのソテー、ポークビーンズ、ご飯、なすのチーズかけグリルが、てんこ盛りで、
「さあ、食え!」
と言わんばかりに目の前に。
早速、口に運びました。
「うまい!!」
Mと私は、ほとんど同時にそう叫ぶと、
あとは、お互い無言で一気に食べきりました。
「おいしい!」ではなく、まさに「うまい!」料理なのです。
それぞれのお皿に盛られた、どの料理も、
すべて丁寧に気持ちを込めて作ったこと、
そして同時にCHUさんの力強さも伝わってくる感じ。
「これを食べて、また明日から、がんばって働きなよ〜!」
というCHUさんからのメッセージなのかも。
時間が経つにつれ、ぞくぞくとお客が店内に。
Chestnut&Squirrelのもう一つの特徴は、
外国人のお客さんが、とても多いこと。
その日も外国人客が8割程度。
お腹がいっぱいになった私は、店内の外国人客に、次々と話しかけてみました。
(英語だと妙に積極的になってしまう自分が怖い・・・。なぜだろ??)
ほとんどが、落ち着いた大人のカップルまたはグループでしたが、ワイングラスなどを片手に、快く私の話し相手になってくれました。
Chestnut and Squirrelは、ギラギラもなければ、若い喧噪もなし。
また、「バーのお食事=まずい=高い」という、異性愛社会の経験で私が作った公式は、ここではまったく成り立ちませんでした。
そして、外国人のレズビアンたちと交流できたこともうれしい限り。
この店は、レズビアンバーに対する、私の先入観を良い意味で崩してくれました。
安くて、うまい料理を、お腹いっぱい食べられて、元気なCHUさんに会えて、フレンドリーな雰囲気にくつろいで、英会話の練習にもなって。
こんな一石二鳥、いや三鳥の環境は、そうそうないのでは??
(編集部S)
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