2012-07-19 東京からニューヨーク 日常への旅 寝て起きて機内食を食べて。また寝て起きて、また機内食を食べて。東京-ニューヨーク間の時差くらいのフライトでは、身体が外国に向かっている実感が持てない。 離陸体制の座席で、日本円を財布から出してドル紙幣に移し変えるとき、 ニューヨークでは絶対に使えない東京のポイントカードや家の鍵のカバンの底にしまうとき、少しだけその現実を受け入れられる気がした。空港からマンハッタンの街へ向かう途中、空には同じ夏の入道雲があった。今日からニューヨークの日常への旅が始まった。