QMblog's blog

レズビアン&ゲイライフをサポートするNPO法人アカーのWEBマガジン。編集部:「ふじべ・あらし」がお伝えしています。

付き合いたいと思った相手からHIV感染を告げられたら?~『ライフガード』参加者からの回答編~

●お互いに大好き。そんな相手からHIVに感染していると告げられた。あなたなら、どうしますか?


9月29日(土)の【渋谷のライフガード】でみなさんにきいた質問です。

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(シチュエーションの説明は【コチラ】。)


当日はゲイライフ1テーマTalkとして、みんなが気になっているいろいろなテーマについて、参加者に赤色、緑色、黄色のパネルをあげることで意見表明をしちゃおうというゲームをやっています。

イベント後半のトピックは、「HIV感染」。「どちらか一方がHIV感染者のカップル」のお話を紹介した後、「みなさんならどうかな?」を考えました。


このシチュエーションの場合の色の意味は:

  • 「相手がHIV感染していても付き合う…緑」
  • 「付き合うことを止める…赤」
  • 「それ以外の理由あり…黄」

でした。



この質問に対して、みなさんからから回答はすべて「緑色」と「黄色」のパネルで、相手が感染しているという事実で、付き合うのを止める、という赤色の意見の方は当日はいらっしゃいませんでした。



何人かにコメントを言ってもらいました。その一部を紹介します。〔『ライフガード』ブログより〕

■「それでも付き合うという参加者のコメント(「緑色」のパネルを挙手)

  • 「病気だけで別れてしまうのは、なんだか寂しい感じがする。」(参加者のコメント)

■「それ以外で理由ありという参加者のコメント(「黄色」のパネルを挙手)

  • 「相手が、辛い状況であることは分かる。気持ちとしては、相手の立場にも立てるようになりたい。正直、心のどこかで、自分もそうなったら…(感染したら…)という不安もある。だから黄色を選んだ」(参加者のコメント)
  • 「HIV感染を原因に別れると、後々ずっと後悔するかもしれない。なんであの時に支えることができなかったのだろうと思うと思う。かといってずっと付き合っていても、相手の肩の荷物が自分にもきてしまいそう。相手は辛いと思うし、どっちになっても自分も辛くなると思う。正直なところ、今はどちらも選択できない。付き合っていきたいという思いはある」(参加者のコメント)

みなさんならどのように考えますか。
(コメントを言っていただいたみなさん、ありがとうございます!)


実際に経験している人との温度差もあると思いますが、
「想像すること」で、好きな人のことやHIVのことを身近に考えられるかもしれません。


次回、11月25日(日)の中野でのライフガードでは、また別の新しいトピックでお待ちしています!(スタッフ しんご)


毎年、秋から春にかけてゲイ/バイセクシュアル男性が集まって男性同性同士のセイファーセックスやエイズのことを考えるイベント『ライフガード』



【次回ライフガード】は、11月25日(日)に東京・中野での開催になります。


興味ある方は、お気軽に参加どうぞ。