新規HIV感染者数が増加傾向 依然としてゲイの間での感染が高い割合(67%)
新規HIV感染者数、エイズ患者数の最新の報告が厚生労働省の【エイズ動向委員会】よりありました(報告期間は2011年6月27日〜2011年9月25日までの3ヶ月)。
この3ヶ月間で新たにHIVの感染がわかった新規HIV感染者数は265人で前回(4月〜6月、217人)、前年同時期(257人)と比べても増加していました。そのうち、ゲイ同士のセックスでの感染(同性間性的接触)は178件(前回は148件)で、依然としてゲイ/同性愛者が新規感染者報告数の約70%と高い割合を占めていました。
また新たにエイズを発症した新規エイズ患者数は108人で、3カ月間ごとの集計では過去最多と発表された前回136人よりは減少していました。新規エイズ患者数でも、同性間性的接触によるものが60件(前回68件)と、新しく報告されたエイズ患者報告数の約56%を占めていました。
HIV抗体検査件数及び相談件数はともに前年同時期と比べ減少していて、きたる12 月 1日の「世界エイズデー」にあわせて、HIV/エイズに対して関心が高まることが求められています。
【NPO法人アカー】では、12月1日に世界エイズデーを記念するHIV/エイズの予防啓発イベント【ライフガード】をゲイを対象にして行う予定です。また男性同士のセックスを前提した性病相談ページ(Webページ)、同性愛者も利用しやすい保健医療サービス(検査)として、HIV検査に取り組んでいます。
ぜひご利用下さい。