QMblog's blog

レズビアン&ゲイライフをサポートするNPO法人アカーのWEBマガジン。編集部:「ふじべ・あらし」がお伝えしています。

自然界の偉大な誘惑者。その背後に寄り添う"声" 〔デイビッド・アッテンボロー〕

チャイロニワシドリ(Volelkop Bowerbird)のオスが、小さな身体で飛び回って、決まった色の花や葉っぱ、きのこ、チャコール、糞などから自分だけの独自の材料を選び、長い時間かけて少しずつ集めて、メスを呼び寄せ誘惑し、お見合いをするためのステージとなる“bower”を完成させていく姿は感動でした。


先週の英会話クラスでは、チャイロニワシドリの生態についての英国BBC製作の自然ドキュメンタリーLifeを見て英会話の勉強しました。


レズビアン&ゲイの英会話クラスであるこのクラスで、いつも取り上げられるのとは少し違うテーマに、みなさん新鮮な気持ちでクラスに参加していました。


それでは、なぜこの題材をアッシュレイが選んだのか?といいますと、この番組でナレーションの声を担当しているのがデイビッド・アッテンボロー(Sir David Attenborough)だったからです。

f:id:QMblog:20110922192733j:image

イギリスの著明な博物学者であり、ナレーター、科学番組のプロデューサーであるデイビッド・アッテンボローは、その人生も仕事をする分野もアッシュレイとはまったく違うけれど、紛れもなくアッシュレイの「ヒーロー」だといいます。


アッシュレイが初めて氏の声を聞いたのは、子供の頃、家族と自然史の番組を観ていたときでした。
他の多くの英国人と同じく、彼もまたデイビッド・アッテンボローのナレーションの声を聞いて育ったそうです。


成長してからアッシュレイは、氏のその他の番組や本を読んで彼のことをもっと知るようになりました。
デイビッド・アッテンボローは、小さな虫の世界から巨大の鯨の生態まであらゆる自然の神秘を見せてくれました。
氏はどんなときでも取り上げる動物たちを中心に置いて、過剰に感傷的だったりセンセーショナルになる事を避けていました。


デイビッド・アッテンボローの「真の科学者」としての姿勢も、アッシュレイに感銘を与えたそうです。
科学はまだ自然界の創造主あるいは神の存在を説明することはできていない、という事実を喜んで認める謙虚な姿勢をデイビッド・アッテンボローは持っているからです。


というわけで、デイビッド・アッテンボローは、アッシュレイの人生のヒーローである、とのことでした。


9月17日(土)【レズビアン&ゲイの英会話クラス☆レインボー】のテーマはWhat makes a hero? あなたのヒーローは? でした。(講師はアッシュレイ)。


みなさんにとってのヒーロー/ヒロインって誰ですか?