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レズビアン&ゲイライフをサポートするNPO法人アカーのWEBマガジン。編集部:「ふじべ・あらし」がお伝えしています。

GAY FOR PAY 〜金のためにゲイするノンケたち

今回の英会話クラスのトピックもなかなか刺激的で、当日、中野の上空を覆っていたぶ厚い雨雲もぶっ飛ばすくらいホットな内容でした!

5月28日(土)【レズビアン&ゲイの英会話クラス☆レインボー】のトピックはGay For Payでした(講師はエイドリアン)。


“Gay-for-pay”とは、異性愛者でありながら、お金をもらって、仕事として、同性愛を演じる役者、ポルノスター、あるいはセックスワーカーを指す言葉とのことです。

ゲイビデオでいくと、いわゆる「ノンケもの」に登場している方々ということになりますが、勤労に対する意識が違うのか、クラスで学んだ米国の“Gay-for-pay”のみなさんは、この国のゲイ・フォー・ペイよりも、もっとプロ意識が旺盛でしっかりと仕事に打ち込んでいるように感じました。


さて「ゲイ・フォー・ペイ」をお勉強するための材料として、エイドリアンが用意してくれたのは、トップモデルタイラ・バンクスが司会を務めるトークショーThe Tyra Banks Showのエピソード。

ゲイ・ポルノに出演しているふたりの「ゲイ・フォー・ペイ」をスタジオに呼んで、いろいろな事をきいて、ふたりを丸裸にしてしまおう、という回のYouTubeビデオを観ながら英会話の勉強をしたのでした。



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一人目の「ゲイ・フォー・ペイ」のカートさん。Kurt Wildの芸名で、ゲイポルノのポルノ・スターとして活躍中。甘いマスクですが、こうみえて3人の子供のパパさんです。副業としてゲイポルノに出演している事がネットで分かって、本業をクビになってしまったとか。いま仕事中の方は、この名前で画像検索は控えた方が良いと思います。いろいろ出てきますので(笑)。

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「会場のみんなが聞きたいと思っていることを聞くわ。プレゼントを贈る側と受け取る側、どちらがお好きなのかしら?」
質問をなげて「ゲイ・フォー・ペイ」に鋭く切り込んでいくタイラ。
何についての質問かは、みなさんお察しとは思いますが…笑。
「タイラ・バンクス・ショー」は、デイ・タイムの番組なので婉曲的に“Do you like to give presents or receive them?”なんてきくタイラがおかしかったです。


ちなみにカートさんは、「仕事としてやってるから、贈る側も受け取る側も関係ないよ」とか答えてましたが、タイラの突っ込みに「プレゼントを受け取る側」の方が気持ちよいと認める場面も(笑)。

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カートのリアルな答えに、軽く引いている観客の女性。
爆笑したり、オーマイガーと驚いたり、観客の表情がトークショーの楽しみでもありますね。


この後、もうひとり、Aaronさんという「ゲイ・フォー・ペイ」も登場しました。
Aaronさんは、いかにゲイ向けのポルノビデオが、ストレートものに比べて、出演料が破格かを力説。
最後には、なんとAaronさんの母親も登場。息子のやることは、良いことでも悪い事でも受け入れるとのことですが、もちろん息子の出演作品を鑑賞したことは1回もない、とのことでした。
そりゃ当然か。


さてタイラの番組をみんなで観ながら、異性愛者であるにもかかわらずお金のためにゲイセックスをするノンケたち「ゲイ・フォー・ペイ」の奥深い世界を一通り学んだ後、レッスンの最後の部分で、エイドリアンからのクラスのみんなへ核心を突く質問が。

  • Could you be straight for pay?

逆に、みなさんは、お金のために異性とのセックスを演じることができますか?


その場では「できるよ」と答えていた方が多かったのですが、いざ実際にやるとなると、想像するのとは違って、なかなか重労働だと私は感じていますが…。

さてさて、みなさんの“Gay-for-pay” “Straight-for-pay”へのお考えは?