レディー・ガガの新曲Born This Wayは、あざといマーケティング戦略か?
多様なセクシュアリティを称揚するポジティブなメッセージを真正面から、きちんと歌詞にして歌っているレディー・ガガの新曲ボーン・ディス・ウェイ Born This Way。
凝った映像満載のPVも公開されて、もちろん私たちの周りでも話題沸騰です。
先日の英会話クラスでは、このレディガガのBorn This Wayを、これまでとは一味違った視点から話し合いました。
マーケティング戦略など商業の視点です。
★ディスカッションのテーマ Discussion Questions
ゲイコミュニティのたくさんの人たちが、いかに「Born this way」に勇気付けられ、この曲を楽しんだかを表明しています。他方で、この曲が、いかに露骨にゲイのオーディエンスの気を引こうとして、よく売れる「ゲイ・アンセム」を作り出そうとしている意図が透かして見える事に、困惑している人たちもコミュニティにはいます。レディーガガの音楽とゲイ・コミュニティの関係についてどう考えますか?
また同性カップルのイメージをプロモーションに使用した、ケイティ・ペーリーや、ピンク、DREAMS COME TRUEについてどう思いますか? それらは同性愛者であることを祝福するポジティブなものだと思いますか? それとも、それらは、巧みに仕掛けられた話題づくりとお金儲けの手段に過ぎないと思いますか?
( クラスでの、アッシュレイの配布資料から意訳:Arashi))レディ・ガガの大ヒットに伴う「ガガ現象」に反応して「ガガに反対するゲイたち」(Gays Against Gaga)というグループも立ち上げられたそうです。
サイトに掲載されたグループのステートメントを読むと、こんな趣旨のことが書かれていました。
- ゲイがマーケティング的な「ターゲット層」として、ゲイコミュニティのお金が反ゲイ主義者に対抗するための「手段」に利用されている。
- それぞれが独自の文化を作りだすこと目指して、商業的、人種的にゲイが搾取されることに反対します
というような趣旨のこと書かれています。
同性愛者の応援歌(「ゲイ・アンセム」)とゲイコミュニティの関係について、みなさんの考えは?
★クラスのゲイ・アンセム
これまでの英会話クラスでは、いろいろな「ゲイアンセム」たちが取り上げられてきました。
★ウィキペディアの「Gay anthem」のエントリー(英語)
レズビアン&ゲイの英会話クラス☆レインボー
3月5日(土)の【レズビアン&ゲイの英会話クラス☆レインボー】のレギュラークラスでのトピックは、“Gay Anthemsゲイ・アンセム〜同性愛者であることの祝福? それともあざといマーケティング戦略”でした。(講師はアッシュレイ)