QMblog's blog

レズビアン&ゲイライフをサポートするNPO法人アカーのWEBマガジン。編集部:「ふじべ・あらし」がお伝えしています。

ありのままの君でいて〜仏マクドナルドのゲイCMを観て〜

“H”さん:

6月19日(土)【レズビアン&ゲイの英会話クラス☆レインボー】のビギナークラスでは、以前QM Blogでもご紹介した仏マクドナルドのゲイ向けCMの英語訳Versionを、今購入したくてもなかなか手に入らないiPadにより視聴して英会話しました。
(講師はジョレル先生。ちなみにiPadはジョレル先生の所持品。)

CMはこんな感じのストーリーでした。
仏マクドナルドのゲイ向けCM(QMBlog)

父と一緒にマックに来店したゲイの息子。

父がカウンターで注文を取っている間、席で待つ息子。

高校のクラス(?)の集合写真を取り出して、見つめる息子の携帯電話が鳴る。

「今、君の写真見ていたんだ。ボクもキミに会いたい」と答える息子。

そして、「父さんが戻ってきたから、切るね」と息子。

「クラスの集合写真かい? 男子校ほどヒドイとこはないね。」

「だって、共学だったらクラスじゅうの女子を好きさせることができるからな。」と父。

苦笑する息子。


マクドナルドが、誰にとっても、「ありのままの姿で訪れることができる場所」となるように、というメッセージが込められているCMとのことです。


ジョレル先生いわく、フランスでも多くの青少年がレズビアン&ゲイであるがために苦悩している、そんな状況に「Come as you are = ありのままの姿で来てください。」とマクドナルドがエールを送っている内容とのことです。

このCMを日本向けversionで放映したらどうなるか?
ということも英語で話しあいました。


今日本で放映されたとしても、一般の大多数の視聴者には、テレビで見る有名人のイメージはあっても身近なレズビアン&ゲイのイメージが乏しいため、マイノリティである同性愛者へのエールとしてこのCMが、認識されるのはなかなか難しいかと思います。


それでも近い将来、ここ日本でもマクドナルドのような大企業がレズビアン&ゲイに着目した広告をする、そして社会的に認知され、社会のごくありふれたこととしてとらえられていく、そうなるといいのにな〜と感じた授業でした。

(“H”)