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レズビアン&ゲイライフをサポートするNPO法人アカーのWEBマガジン。編集部:「ふじべ・あらし」がお伝えしています。

リオデジャネイロごはん日記(Dia5)

Ilhaさん:

Ilhaのリオデジャネイロごはん日記(Dia5)〜コアラ亭ごはん通信番外編

13.“Bonis”で“Coxinha com Catupiry”と“Coxinha inteiro”(コッシーニャ コン カトゥピリとコッシーニャインテイロ)


この日の朝は“Bonis”というお店にある「これは絶対たべておくべき」とすすめられたものを食べに行きました。

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“Coxinha com Catupiry”(コッシーニャ コン カトゥピリ)

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芋の粉と肉とで作った生地に衣をつけてあげてあるお料理です。
写真は中が見えるように割ってあります。

製法からするとコロッケが近いので、日本のブラジル料理の紹介ではコロッケとか紹介されてることが多いように思います。
冷凍物なら結構日本でもあります。

これは総菜パンくらいの大きさでコロッケというよりも総菜パンくらいのボリュームがありました。
なぜだかは知りませんが、こんなふうに涙の形(しずくの形)にします。


このコッシーニャは、Catupiry(カトゥピリ)というブラジル産チーズをたっぷりとつかった生地に味付けした鶏肉を裂いたものが入っていました。
モチモチでチーズでトロリとした生地と鶏肉が絡みます。美味しい。

●“Coxinha inteiro” (コッシーニャインテイロ)

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同じくコッシーニャですが、このコッシーニャインテイロが特別なのは、このように中身に味付けした鶏の手羽元がまるまる入っていること。
そして、もちろんカトゥピリもたっぷり。
口に入れるとチーズでとろりとした生地がまず広がり、続いてドンと鶏肉の存在感がやってきて、両方の味が合わさるととても美味です。
鶏は手羽元の部分丸ごとなので、味も鶏本来の味が残っており、チーズにも負けずにとてもよい組み合わせ。
書いててもいますぐに食べたくなってきます。
友人に紹介されていったのですが、本当に美味しかった。教えてくれて感謝です。

14.Colomboでサンドイッチとオムレツ

お昼はセントロ地区にある『コロンボ』というきれいなお店に。
壁一面の鏡とかポルトガルの建築様式の高級な雰囲気のレストランです。

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●サンドイッチとオムレツ

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ここでは休憩がてらということもあり、サンドイッチとオムレツという軽食にしました。
サンドイッチはハムとかはさまってて、ちょっとトーストした感じのパンにはさまって、ほっとする味。
オムレツはチーズオムレツで、焼き加減も申し分なしでした。

ここは、美味しいお味に圧倒というより、この雰囲気が素敵すぎてそれに圧倒されます。
写真だと伝わりきらないのですが、ものすごく高い吹き抜けみたいになっており、上の方にはブースがあって生演奏をすることもあったりなどほんとうに良いところです。
リオを訪れたら是非行ってみてください。
損はしません。
あ、ちなみにしっかり食べたい人にもちゃんと軽食だけじゃなくて肉とかもありますので〜。

15.“Sirimole”で“Acaraje”と“Casquinha de siri” と“Muqueca de camarao e peixe”(アカラジェ、カスキーニャジシリ、エビと魚のムケッカ

夜はちょっと高級なバイーア料理のお店へ。
バイーアはブラジルの北東部にある州でブラジルの文化の発祥の地でもあるそうです。
見るからに高級そうな店内です。
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“Acaraje”

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まずは「アカラジェ」をいただきます。
アカラジェはよく屋台みたいなとこに売られている軽食で、揚げパンみたいなものに豆のペーストを挟んで食べます。
普通は挟んだ状態で出てきますが、ここでは自分で好きなように具とパンがばらばらにでてきました。
左上の茶色いパンみたいなのに、野菜や豆のペースト(エビののってるやつ)を挟んで食べます。
ここのアカラジェはさすが高級店だけにものすごく美味しい。
今までで一番です。
屋台ではだせない味。
なんというか、油といいペーストの味付けといい繊細な感じ。
ここのアカラジェ食べちゃうと、海岸沿いとかで売ってるアカラジェが食べられなくなりそうなくらいです。

●“Casquinha de siri”

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カニのほぐし身をブラジル風に味付けしてオーブンとかで焼くとかする感じの料理です。
日本だとカニの甲羅焼きが一番近いのかな?
別の店ではそれこそ甲羅焼きみたいに甲羅に入ってでてきたような記憶もあります。
ここのは、それこそカニのほぐし身に美味しい調味液をあえただけのように上品な味付けで、素材を生かしているように思いました。
美味しいです。


“Muqueca de camarao e peixe”

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シーフードのココナツミルク煮です。
カレーライスみたいにご飯にかけて食べます。
デンデ油という椰子油が特徴的で、これがないとムケッカになりません(日本でココナツミルクだけでつくってみたら単純にタイ風カレーになってしまった・・・)。

しかし、日本人にはこのデンデ油がかなりキツい。
味はいいのですが、消化しきれないのでしょう、前回食べたときは数時間後に脂汗かくくらいの腹痛が起こりました。
でもなれたせいか今回は大丈夫だった。

そんなことで、前回は二種類注文したムケッカも今回は一種類に。具はエビと魚をえらびました。
美味しい魚介類のだしとこっくりしたココナツの風味の味。
ご飯がすすみます。
そういえばデンデ油買って自宅で作ろうと思ったのですが、買い忘れてました。
残念。

(Ilha)

5日目も快調に食べる食べるIlhaさんでした。

当ブログのゲイの自炊コーナー『コアラ亭ごはん通信』でもお馴染みのIlhaさんが、『リオデジャネイロごはん日記を連載中。