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レズビアン&ゲイライフをサポートするNPO法人アカーのWEBマガジン。編集部:「ふじべ・あらし」がお伝えしています。

ゲイ・サムライ・(ラブ)・ストーリー

10月17日(土)のレズビアン&ゲイの【英会話☆レインボー】レギュラークラスのトピックは、
Gay Samurai Story〜真のラブストーリーの条件は?でした。
(講師はピーター)。

井原西鶴(SAIKAKU IHARA)の江戸時代の古典
『男色大鏡の英訳COMRADE LOVES OF THE SAMURAI
からのテキストを読みながら、「ラブストーリー」についてみんなで話しあいました。


敵(かたき)同士の悲劇的な恋。

犯罪的なまで年齢が離れたふたりの恋。

身分の違いが乗り越えるべき障害となる恋。

それら、すべてが、男同士のラブストーリーでした。


現代から数百年も時代が隔たっていることに加えて、
英語に翻訳された男同士の恋物語を読むという、
何重にもねじれた、ねじれ現象の中での男たちの「純愛」に
触れて、みなさん心なしがバッドトリップ状態?


ひとつの話を読み終わるたびに、
「この物語のどこに共感できた?」
というピーター先生からの質問にも、
「ないない」とツッコミの嵐。


クラスの最後で、ピーターが、

「西洋の現代のゲイのラブストーリーは、だいたい“ゲイである”ということが(葛藤であれ、喜びであれ)物語の主要なテーマになっているのに、『男色大鏡』の中の男たちは、同性同士である、ということを何にも気にしないで、同性同士で恋している、のが不思議だ」

という趣旨の感想を述べたことが印象的でした。

みなさんの感想は?


Comrade Loves of the Samurai

Comrade Loves of the Samurai