セクシュアリティについてレクチャー＠広島大学病院

【先月（8月26日）】に続いて、9月9日に中国四国地方のエイズ・ブロック拠点病院である広島大学病院での「第18回看護師のエイズ診療従事者研修プログラム」にて、同性愛のことを中心に「セクシュアリティ」についてお話してきました。

中国＆四国地方の各県から参加されていた、現在、HIV診療の現場に携わっておられる、または、将来携わる可能性のある看護師さんたちに向けて、「性的指向」のお話や、ゲイを取り巻くHIV／エイズの状況、ゲイの感染者を取り巻く社会の状況、などのトピックについて、私（藤部荒術）と杉山雅人でお話させていただきました。

前回は、東京へのトンボ帰りでしたが、今回は、研修後の交流会にも参加させていただきました。広島大学近くの、みなさん行きつけ（？）の居酒屋『むつごろう』にて、美味しいお魚料理をいただきながら、さまざまの現場のお話や意見交換をしました。

交流会の席では、たまたま、私が9歳から18歳まで育った小さな町のご出身で、現在も現地の病院で看護師さんをされている女性の方と楽しくお話しできたことは、うれしい驚きでした。小さくて直接的でなくとも、今、自らのやっていることを、郷里に還元できたと感じることができた、のはうれしかったです。そして、その町で生活していた当時の私自身に対しても、そして、現在も、そこで生活しているだろう、他の同性愛者たちに対しても、ひそかにエールを送ることができたような気持ちを、その方と郷里の共通の話題についておしゃべりしながら、感じたのでした。