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レズビアン&ゲイライフをサポートするNPO法人アカーのWEBマガジン。編集部:「ふじべ・あらし」がお伝えしています。

“put up a fight”〜ビヨンセの「Halo」から

Shingo:

レズビアン&ゲイの英会話クラス【☆レインボー】

07月11日(土)のビギナークラス(講師はピーター先生)では、世界のディーヴァ、ビヨンセの2008年のアルバム『I AM... SASHA FIERCE』の中に入っている“Halo”という歌に出てくるさまざまな表現を使って日常会話をしました。

ちなみに、曲名にもなっている“halo”(ヘイロー)という単語。もちろん、「こんにちは」“Hello”という意味ではなく、「(聖人の頭の上に出る)「光輪」、「後光」、「天使の輪」という意味の単語です。ビヨンセが歌う「Halo」は、愛する人の存在の前では、素直な気持ちになれるし、穏やかで満ち足りた気持ちに包まれて、相手から光輪が見えるようだ、という境地を歌ったラブソングです。

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歌唱力、ダンス、美貌、お金、自信、すべてを兼ね備えたパーフェクトな存在である、ビヨンセの口からこんな、しおらしい歌が出てくると、日々平凡な日常生活を送っている存在としては、ドキッとしてしまいますね。

さてさて“Halo”の冒頭の部分の歌詞を見ると

Remember those walls I built(覚えてる? 私が張り巡らせていたいろいろな壁のことを)
Well baby they're tumbling down(でもあなたに会って、壁が崩壊していくのが分かるわ)
And they didn't even put up a fight抵抗もなく壁は崩れ落ち)
They didn't even make a sound(音も立てずに崩れ去っていくの)

とあります(意訳:Arashi)。クラスでは、“Halo”の歌詞に登場しているいろいろな表現、例えばput up a fight(抵抗する、戦う、反対する)などの表現を使って、いろいろな会話をしました。

  • Have you ever put up a fight? (今まで、抵抗をしたことありますか?)


という質問に対して、さんは、同性のパートナーとデートをしたときのエピソードを教えてくれました。映画を観るために待ち合わせしたときのこと、Tさんが集合時間に遅れたそうです。『時間に守る』ことについて、カレシから怒られてしまったTさんは、そのことに口答えして「抵抗してしまった」ということでした。


その話を聞いた私(Shingo)は、たとえput up a fightすることであっても、恋人とこんなやりとりができる相手がいることに、ちょっとだけうらやましさを感じていたのでした〜。


ピーター先生が言うには、ポピュラーソングには、このように日常生活でも使える決まり文句、常套句“cliches”にあふれているそうです。ラジオなどで良く聴くポピュラーソングですが、そのときにちょっと耳を傾けて英会話の勉強に役立てるのも良いかもしれませんね。(Shingo)