ストーンウォール40
40年前の今日、ニューヨークのグリニッジ・ヴィレッジのクリストファー通りに面した「ストーン・ウオール・イン」というゲイバーで警察の手入れに対して暴動が起きました。
1969年の5月28日、ニューヨーク市警察がいつものようにゲイバーを不意に手入れをしたことに対して、ゲイたちがビンや石を投げて警官に抵抗したといいます。
騒乱は、その晩から数日間にわたり、このような抵抗の余波は、アメリカ国内に瞬(またた)く間に広がり、ここから多くのゲイ解放運動の運動体が結成されたといいます。
ストーンウォール以前、同性愛者の運動が目指していたことは、同性愛者を病質者とみなす社会に対して、“健常な”社会の一員として受け入れてもらうことでした。ストーンウォール以降、同性愛者の間には、社会に受け入れてもらうように社会にお願いするのではなく、同性愛を受け入れようとしない社会の方を変えていこう、いう方向が芽生えました。
この国で、私たちが、置かれている環境や社会背景は、もちろん米国とは違いますが、根底に共通するスピリットが40年後の今日、少しでも思い起こされ、呼び起こされると良いと思います。
参照した記事
- Exhibit celebrates 40 years of gay activism(Metro - News)
- Images From the Stonewall Uprising’s Final Night(The New York Times)
- The New York Public Library revisits Stonewall, cradle of the gay revolution(silive.com)
- New York Public Library Exhibit Documents Stonewall 40(EDGE Boston)
- 40 Years After Stonewall: New York's Role in the Movement(Gotham Gazette)
- wikipedia:ストーンウォールの反乱