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レズビアン&ゲイライフをサポートするNPO法人アカーのWEBマガジン。編集部:「ふじべ・あらし」がお伝えしています。

3つの“ためらい”とその結果〜3月のOMに参加して

【3月のOM(テーマ:仕事/ライフスタイル)】に参加された『michikusa』さんの感想をご紹介します


OMのことは、実はずいぶん前から存じ上げていたのですが、
いろいろとためらいがあり…
今回はテーマに興味があったので、初めて参加させていただきました。

  • いったい何にためらっていたのか?
  • 実際参加してどうだったのか?

主なものを3点述べたいと思います。

(1)どんな人たちが来ているのか不安

ホームページで見ると楽しそうな雰囲気だけれど、
実際はマジメのかたまりのような人たちが集まって、
セクシュアリティにまつわる思いと社会への恨み言(笑)を
暗く語っているのではないか…?
という懸念がどこかにありました。


実際は終始ユーモアに満ちた雰囲気で、
軽妙に進む会でした。


ワークショップ自体が過不足なくスマートに構成されているのは
もちろんのこと、何より司会のはとがいさん、かわさんの進行が素晴らしかったです。
(トークセッションとして観ても面白いんじゃないか、なんて感じるくらい)



中だるみすることなく2時間半、ばっちり楽しむことができました。



参加者の皆さんもマジメ
(というか語ることに誠実)
ではあるけれど暗くはなく、
非常に話しやすい雰囲気でした。


自分とはまったく違うバックグラウンドの方も
多くいらしていたので、ちょっとしたお話も興味深いものが多々ありました。


(2)テーマが重い?


今回のテーマは「仕事/ライフスタイル」



いざ自分のこととして考え出すと、結構重いテーマです。



ある程度考えをまとめていこうと思ってはみたものの、
一人で考えているとだんだん煮詰まってきてしまいました。



結局煮詰まったまま参加したのですが…
別に考えをまとめてこなくてはならないわけではない、
とわかりました。


むしろ簡単なワークをやったり他の人の意見を聞いていったり
するなかで、改めて今の自分の本音を認識していくことができ、
面白かったです。


重めのテーマこそ、こういうワークショップが手助けになるのかもしれない
と思いました。

(3)話したところで何になる?


自分たちが「辛い」と感じることをただ共有したところで、そこから何が生まれるのか?
傷を舐め合うようなことはしたくない、と思っていました。



しかし実際に参加してみて、愚痴を共有するための場ではなく、
それぞれが考えを深めていこうというスタンスの場なのだろう
と感じました。


問題に対する明確な答えが得られるわけではないですが
(むしろ特定の視点を強制されないのはよいことだと思います)
人それぞれ何かしらのヒントは得られる場所なんじゃないか、
と感じます。


余談ですが、私は4月から就く仕事にロールモデル的な
存在がいないことに不安を感じていたのですが、


「理想とするロールモデルがないならば、皆で知恵を出し合って、 ロールモデルを一緒に作っていきましょう。」



かわさんがブログに書いていらしたことに、いたく感動しました。


他の人とも話し合いながら、元気に生きていこう! 
という気分になれました。


そんなわけで参加してみてよかったです
ありがとうございました。


(michikusa)

OMスタッフ・かわより

michikusaさん。


とっても充実したレポート!のようなご感想、
ありがとうございました!


michikusaさんの、参加前に感じてらっしゃった想い、
参加後に感じられた想いが、
とってもリアルな言葉として伝わってきました。


きっと、初めて参加される方は、michikusaさんのように
「どんな人たちがいて、どんな場所なのか」
に、色んなイメージがあると思います。


そんな中、まずは足を運んでみよう、参加してみよう
と思ったその気持ち自体が私は嬉しく思います。


私もOMに参加者として居た時、
OMつくりに関わるようになった今も、
毎回、「どんな人たちが来て、どんな雰囲気かなぁ」
はとっても楽しみにしている部分です。


OMは参加している人たちで作られています。
これからも、皆での知恵の出し合いはもちろん(笑)、
安心して語れる場にしたいですね!


またお会い出来るのを楽しみにしています!
ありがとうございました♪

(OMスタッフ:かわ)



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