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レズビアン&ゲイライフをサポートするNPO法人アカーのWEBマガジン。編集部:「ふじべ・あらし」がお伝えしています。

The Times of Harvey Milk 『ハーヴェイ・ミルクの時代』

10代から25歳までのLGBTQのユースがみんなで遊んだり話し合ったりするプログラム【S.I.P.】。1月18日のS.I.P.の企画はハーヴェイ・ミルクの時代』鑑賞会でした。



ハーヴェイ・ミルクの時代 』The Times of Harvey Milkは、ゲイの政治家ハーヴェイ・ミルクの生涯を描いたドキュメンタリー映画(1984年、米国、ロブ・エプスタイン監督。1984年のアカデミー賞の最優秀長編記録映画賞を受賞)。ガス・ヴァン・サント監督、ショーン・ペン主演の『ミルク』(2009年GW日本公開予定)もこの映画をベースにしている、と言われています。


先日のY.Mさん(レズビアン・ユース)の感想に続いて、ゲイ・ユースS.T.さんの感想を紹介します。

ハーヴェイ・ミルクの時代』を観て〜1月18日S.I.P.感想(S.T.)


●『ハーヴェイ・ミルクの時代』を観て


今回のS.I.P.はシアターを作って映画を観よう!!ということで、最初はスクリーン作り、みんなで白いシートを貼ったり、暗幕を貼ったり…なんか小学校に戻ったような、そんな感じでした。


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そしてその後は上映会


今回の作品はThe Times of Harvey Milkという、ある1人のゲイの生涯を描いたドキュメンタリー映画。


自分の感想としては…

  • アメリカも昔は同性愛に対する偏見とかがいっぱいあったんだなぁ
  • ミルクさんに会ってみたいなぁ
  • ダン・ホワイトは(市政執行委員の職を)辞任を表明したのにまた入るって都合が良すぎない!?
  • (当時のカーター)大統領は、自分の意見より民衆にどう思われるかを第一に考えていてすごく嫌でした
  • “YOU MUST COME OUT”の言葉がとても印象的で、今でも考えさせられます
  • 好きだった登場人物は、ハーヴェイ・ミルクさん、インタビューを受けていた先生(トム・アミアーノ)、インタビューを受けていた赤い服を着た女の人が好きでした。内容は忘れてしまいましたが、彼らが話していた内容が印象的でした
  • 嫌いな登場人物は、(ミルクを暗殺した)ダンホワイト、テレビ番組に出演して(反同性愛的な内容の話をしていた)おじさんが嫌いでした。暴力で解決することは良くないし、ゲイの自分としては、2人の考え方が嫌いでした。それにこの2人は他人の意見に全く耳を傾けようとしないで、自分の考えを押し付けようとしているみたいに感じました。
  • ハーヴェイ・ミルクの時代』の時代では、同性愛は“不自然”“あってはならないもの”“人間じゃない”みたいな印象を受けました。
  • 同性愛の問題がこんなにも社会を動かしてしまうことに驚きました
  • この映画を観ることができて本当に嬉しかったです。
  • ミルクさんの死はとても悲しすぎてエンドロールまでずっと泣いていました。もう本当に大号泣でした!! みんなでロウソクを持って行進する姿はとても感動しました。
  • ゲイの存在意義や在り方など良い面も分かりつつ、この頃のゲイに対しての偏見や差別など嫌な面も分かりつつ…。『ハーヴェイ・ミルクの時代』は、ゲイでもゲイじゃなくても絶対に観てほしい作品です。
  • 今回の作品以外にも、同性愛に関する作品を観てみたいと思いました。

●上映会の後は、みんなでフリートーク!!

例えば『実はミルクを暗殺した、ダン・ホワイトもゲイだったのではないか!?』。カムアウトできない環境のまま、自分を偽って生きてきたホワイトと、カムアウトしようと訴える真逆のハーヴェイ・ミルクに悔しさや怒りが込み上げた!?みたいな討論をしたり…



ハーヴェイ・ミルクの時代』を観る度に、前回とは違った考えや思いが出てくる。と教えてくれたり…。『ハーヴェイ・ミルクの時代』が、当時、日本の新聞記事にも載ったことを教えてもらったり…



フリー・トークも、聴いているだけでもすごく楽しめました!!



●みんなにも観てほしい『ハーヴェイ・ミルクの時代』
てなわけで感想や意見ばかりを長々と書いてしまいましたが、どうだったでしょうか?


興味を持った方はぜひ『ハーヴェイ・ミルクの時代』も観てみてください。

(S.T.)


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