時間が止まった昼下がり〜NYのゲイ・ストリート“Christopher Street”
クリストファー・ストリート Christopher Street
<日時>:2008年12月20日他
<クリストファー・ストリート>
- ニューヨーク・マンハッタンのウェスト・ビレッジにあるゲイ・エリア
- 70年代からゲイ・ライツ・ムーブメントの中心地
- 多くのゲイバーやレズビアン・バーが軒を連ね、レインボーフラッグが掲げられている。プライド・パレードが行われるなど、現在でも、ゲイ・プライドのシンボルとされている
※ゲイ・リベレーション・ムーブメントが起こったとされる「ストーン・ウォール・イン」
●時間が止まった昼下がり〜
クリストファー・ストリートは、とても質素な通りだった。
2003年6月、プライド・パレードに参加するために、サンフランシスコを訪問したときに訪れたカストロ・ストリートのような場所をイメージしていたけれども、違っていた。何かが、全然違っていた。
レインボーグッズや同性愛に引っ掛けた文句が書かれたTシャツが売られているバラエティショップも、わりと下品だと思った。二丁目のバラエティショップとそんなに変わらない。そう思ったとき、私は新宿二丁目と変わるものを、クリストファー・ストリートに期待していたんだ、ということが分かった。
雪の土曜日の昼過ぎ、ドロドロに解け始めた雪に滑らないように気をつけながら、クリストファーストリートに行ってみた。ゲイポルノを売っているアダルトショップバラエティショップ、革製品を扱うSMショップ、タトゥー・ショップだけが営業していたその通りは、なんだか時が止まっているような気がした。時代の歩みから取り残されているような気がした。
だからって、サンフランシスコのカストロ・ストリートがそんなに素晴らしかったか?
そう質問されたら、「はい」とは言わない。
あの時、カストロが素晴らしい、と思ったのは、プライド・パレードというお祭りの時に訪問したからだと思うから。
きっとクリストファー・ストリートも、「ストーンウォール」を記念するイベントや、パレードの時期に行っていたら、あの道も全然違うものなんだろうと思う。
(Mikako)
※あの『SEX AND THE CITY』にも登場したおサレなSUSHI SAMBAなんかもありました。