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レズビアン&ゲイライフをサポートするNPO法人アカーのWEBマガジン。編集部:「ふじべ・あらし」がお伝えしています。

自認への等身大のモデルが聞けた一日

いつも、OMスタッフのカワさんが書いてくださっているOMの月間終了レポート。11月度は、特別編ということで帝(てい)さんが参加しての感想、レポートを届けてくださいました。

【OM】は、レズビアン、女性が好きな女性のためのプログラムです。

“自認”への等身大のモデルが聞けた一日〜11月OM、終了レポート(帝さん_Version)

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11月も後半の肌寒い中、30人を超える参加があった今回のOMでした。


私自身、参加する喜びがあるのはもちろんですが、
参加される皆さんに会えるのが最大の楽しみ、
何より嬉しく思います。



今回は、「自分へのカミングアウト」というテーマ。


どんな「気持ち」を抱え、どんな「行動」をしてきたのか、ということで、
7名がそれぞれの想いを込め、それぞれの軌跡を語りました。

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  • 自分で自分にカミングアウトしたのはいつだろう?
  • どの時点で?
  • どんな風に?


今回は、私も語る側としての参加もさせて頂きましたが、
自身のライフヒストリーを第三者にお話するという事で、
過去の自分を整頓する作業を通して、
自認へのプロセスを振り返る良い機会になったと思います。


また聞く側としても、心に触れる部分が沢山ありました。


自分とは違う「その人の歩み」を聞くことで、
共感したり、自分にフィードバックしながら、
聞いていた方も多かったのではないでしょうか。


その後は、話をした人たちを囲みワークシェアをする予定でしたが、
残念ながら時間が押してしまい、今回のプログラムは終了。


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皆さんの感想が一言ずつにとどまってしまったのが心残りですが、
今回はジックリと、身近な人の話に耳を傾けることができ、
かなりの充実ぶりだったと思います。

  • ロールモデルとなる人たちが少ない」
  • 「みんなはどうやって自分と向き合ってきたのか?」


そういった声を聞くことが多い、
セクシャルマイノリティとしての私たちの生き方。


今は、時代をゆく先輩たちが残した歴史も、情報も得られるけれど、
まだまだ、等身大のモデルは少ないのが実状です。


そんな中で、「自分について」の認識を深めたり、
「いまここにいる」意味や、何かを感じ得ることで、
この先に描きたいプロセスが見えてくるような、とても感慨深い時間となりました。
また参加させて頂きたいと思います。
ありがとうございました。

帝(テイ)

OMスタッフ・カワさんコメント

<帝さん

まずは、企画から、語り手としての参加、終了レポ、
とたくさんの場面で一緒に作業を体験できたことがとても嬉しかったです。
心から、感謝感謝です!


スッキリまとまった文章の中にも、
心に響くポイントが溢れるように感じられ、
なんだかジンとしました。



帝さんがおっしゃるように、
自認への道のり(プロセス)は本当に様々ですよね。

自分が何者であるか、
自分のセクシュアリティをどう捉えているか、
自分への語りかけ、
疑問…


そんなことを『独り』で考えなくていい、
みんなで一緒に悩み、考え、共有していくのもまた『プロセス』なんだな。


私はアカーに来てそう思いました。


これからも一緒に創って行けたら嬉しいです。

素敵なレポートをありがとうございました!!

(カワ)

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