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レズビアン&ゲイライフをサポートするNPO法人アカーのWEBマガジン。編集部:「ふじべ・あらし」がお伝えしています。

各国でHIV感染の“犯罪化”の懸念

近年、アフリカ、アジア、ヨーロッパ諸国でますます多くの国が、HIV感染者の他者への感染を法律に基づいて起訴できるように犯罪化する流れがある、と国際家族計画連盟(the International Planned Parenthood Federation)の新しいレポートが報じているそうです。

ソース:Countries in Africa, Asia and Europe are criminalizing H.I.V. transmission and exposure(gay news blog)

HIVを感染させたとして感染者を犯罪化することは、HIV予防の手段としては、不十分であるだけでなく、感染者の人権侵害であるとして同組織は懸念を表明しています。



各国のメディアでも、一部の例外的なケースばかりを偏った形で報道し、あたかも感染している人が「エイズの殺人鬼」であるような恐怖をあおる報道がなされているのが現状のようで、まだまだ法制化のための現実的なモデル確立にはいたっていないようです。



2005年以降、HIVを感染させたとして感染者を犯罪化する流れが、特にアフリカ諸国で見られた。例えば、シエラレオネでは、感染者の母親から胎児への感染が犯罪化されている。またエジプトでは、感染者であるだけで、放蕩'debauchery'の罪で起訴される恐れがある、とのことです。



日本での状況については、法律に詳しいYanagihashiさんのまとめは【こちら】です。





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