綱渡り(4/4)〜家族の関係について〜
10代、20代の頃の血縁家族との関係をテーマにしたレズビアンの智子さんのライフヒストリー4回目です。
レズビアンと気づいたばかりの頃の、家族との関係についての思い出を振り返ってきて言えること。それは、自らの力が無い、レズビアンだと正当化する武器も何も無いような状態では“ヘテロ軍団KAZOKU”には、太刀打ちなんてできないこと。
ましてや、家族以外のその他大勢の社会にも向き合えるはずはんてないということ。そんな時は、充電期間と割り切って、自らのパワーを蓄えるほかない。どうやって?というと即効性のあるものがある訳ではないのだが。自分のペース、やり方を探し続けていただくしか。
今になってこそ、昔の無駄なエネルギーの使い方を笑っていられるが、そこまでの道のりを忘れてはならない。さらにその影に、仲間の力がどれほどあったかも。家族、もっと広い周りの世界との関わり方に、模索している人に、焦らずにパワーを充電して欲しいなと思う。また、そのお手伝いを微力ながらもしていくために、私はアカーに来る。
【続く】
(智子) 「綱渡り」
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