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ゲイ作家の作品をトム・フォードが映画化

英国(1939年より米国に移住)のゲイ作家クリストファー・イシャーウッド(1904–1986)の小説『独り者(A Single Man)』(1964)をファッション・デザイナーのトム・フォードが、初監督作品として映画化するということが正式に発表されたそうです。

ソース:デザイナー、トム・フォードの初監督作品にジュリアン・ムーアら(eiga.com 映画ニュース)

元グッチのクリエイティブデザイナーで、現在自らのブランド“トム・フォード”を展開する大物ファッションデザイナーのトム・フォードが、映画監督としてデビューする作品「シングル・マン(A Single Man)」に、コリン・ファース(「ブリジット・ジョーンズの日記」)、ジュリアン・ムーア(「ブラインドネス」)、マシュー・グード(「敬愛なるベートーヴェン」)が出演することが分かった。


シングル・マン」は、劇作家クリストファー・イシャーウッドが1964年に発表した同名小説の映画化で、ロサンゼルスに住むゲイのイギリス人教授の1日を描く。ファースが主人公の教授役を、グードがその恋人役を、ムーアは教授の長年の友人役を演じる。自らもゲイであることをカミングアウトしているフォード監督が、長年温めてきた企画だけに公開が待ち遠しい。

撮影は来月からロサンゼルスで開始予定。

ちなみに、クリストファー・イシャウッドは、『ゲイ文化の主役たち─ソクラテスからシニョリレまで─』という本では、現代ゲイ文化への影響力の点で第60位に、『独り者(A Single Man)』(1964)は、"The Publishing Triangle"という組織がリストアップした「ゲイ小説ベスト100」(100 Gratest Gay Novels)というリストで、第33位に選ばれています。どんな映画になるのか楽しみです。


ゲイ文化の主役たち―ソクラテスからシニョリレまで

ゲイ文化の主役たち―ソクラテスからシニョリレまで





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