性転換の遺伝子?
男性ホルモンのひとつであるテストステロン作用に含まれるある遺伝子と、男性から女性への性転換を望むことの間に関連がある、との調査結果がオーストリアの研究で明らかになったそうです。
ソース:Transsexual gene link identified(BBC)
男性から女性へと性転換手術を受けた女性112人のDNAを調べたところ、通常の場合よりも長い男性ホルモンレセプターを持つ傾向があった、とのことです。
「性転換が、ひとつのライフスタイルを選択しただけ、という偏見があるが、研究は、ジェンダー・アイデンティティの形成が生物学的要素によって起こる、ということを明らかにするものである」とは、研究を行った研究者のひとりである Vincent Harleyのコメントです。研究結果はBiological Psychiatry 誌最新号に発表された.
■関連記事:
子どもがいても性別変更が可能に?(2008年4月17日)