「感染者の治療に役立つHIVワクチンの開発は可能」ノーベル賞のモンタニエ博士
「エイズウイルス(HIV)を発見した」として、同僚のフランソワーズ・バレシヌシと共に、2008年のノーベル生理学・医学賞を受賞したリュック・モンタニエ博士。そのモンタニエ博士が英国のDaily Mail誌に語ったところによると、十分な研究費の援助があれば、近いうち(4年くらい)で感染者の治療に役立つHIVワクチンの開発は可能、とのことです。
これは、すでに感染しているHIV感染者の体内にそのHIVワクチンを摂取して、患者の免疫機能を活発にし、体内のウィルスの活動を抑えこむ、というもの。
ちなみに、HIVに感染していない人が、感染を未然に防ぐためのHIVワクチン開発は、これに比べて、まだまだ前途多難、というのが定説のようです。
ソース:Nobel Winner Hopeful Therapeutic HIV Vaccine Will Be Developed Soon(gaywired.com 2008/10/9)